大相撲初場所 貴景勝「新入幕らしい相撲を取りたい」

大相撲初場所 貴景勝「新入幕らしい相撲を取りたい」
来年1月8日に初日を迎える大相撲初場所で新入幕を果たした貴乃花部屋の佐藤改め貴景勝が会見し、「喜びをかみしめながら新入幕らしい相撲を取りたい」と意気込みを話しました。
佐藤改め貴景勝は先場所、十両で思い切りのよい突き押しを持ち味に12勝をあげて初優勝し、26日発表された初場所の番付で東の前頭12枚目となり新入幕を果たしました。兵庫県芦屋市出身の貴景勝は初土俵からおよそ2年半、20歳での新入幕で、幕内最年少となり、東京・江東区で開かれた会見では、「できるだけ早く幕内に上がりたいと思っていたのでうれしい」と喜びを述べました。

そのうえで、「一番、一番、変に緊張しないで喜びをかみしめながら新入幕らしい相撲を取りたい。とにかく立ち合いで当たって、まわしをとらせずに前にどんどん出て行く相撲を見せたい」と意気込みを話しました。新しいしこ名の「貴景勝」は、元横綱の貴乃花親方が尊敬しているという戦国時代の武将の上杉謙信の後を継いだ景勝にちなんだものだということです。

貴景勝は、しこ名について「上杉景勝は感情を表に出さない人で、勝っても負けても一喜一憂しないというイメージがあります。しこ名に恥じないよう頑張ろうと思います」と話していました。大相撲初場所は、来年1月8日に東京・両国の国技館で初日を迎えます。