グローリーハンマー

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グローリーハンマー
Gloryhammer
ドイツ・ヴァッケン公演 (2016年8月)
基本情報
出身地 イギリスの旗 イギリス
スコットランドの旗 スコットランド
ジャンル パワーメタル
エピックメタル
シンフォニックメタル
活動期間 2010年 - 現在
レーベル ナパーム・レコード
公式サイト www.gloryhammer.com
メンバー
旧メンバー

グローリーハンマーGloryhammer)は、スコットランドを拠点とするパワーメタルバンド

主宰を務めるクリストファー・ボウズオランダ語版の構想を元に立ち上げた、エピックシンフォニックのスタイルを主体としている[1][2]

概要[編集]

創設者クリストファー・ボウズ (2014年)

2010年ペイガンメタル/パイレーツ・メタルバンド「エイルストーム英語版」のボーカリスト クリストファー・ボウズを中心に、スコットランドにて「グローリーハンマー」を結成。

当バンドにおいては、クリストファー・ボウズはボーカルではなく作曲およびキーボーディストを務め、ボーカリストにはスイスのヘヴィメタルバンド「エメラルド」(Emerald) でボーカルを務めていたトーマス・ウィンクラー英語版が起用されている[3]

2013年3月に、エイルストームと同じナパーム・レコードから1stアルバムである『Tales from the Kingdom of Fife』をリリース[4][5]。本作は西暦992年のスコットランドを舞台としており、「ファイフ王国 (Kingdom of Fife)」の首都ダンディーの貴公子で、ファイフ王国の後継者である「アンガス・マクファイフ」(Angus McFife)が、伝説の武器である「ハンマー・オブ・グローリー」(Hammer of Glory)を手に入れ、王国を侵略した暗黒魔術師「ザーゴスラックス」(Zargothrax)と戦い封印する、という一連のストーリーに沿った楽曲・歌詞構成となっており、バンドメンバー自身がこのストーリーの登場人物に扮している (トーマス・ウィンクラーが主人公の"アンガス・マクファイフ"、クリストファー・ボウズが悪役である"ザーゴスラックス"に、というように)[6][7]。この扮装はPVの中だけではなく、ライブ時にも甲冑やローブを身にまとって演奏するというように徹底したものである。

2015年9月にリリースした2ndアルバム『Space 1992: Rise of the Chaos Wizards』は[8]、前作の1000年後にあたる1992年になって、「ザーゴスラックス」の復活を企む「混沌の魔術師達の教団」(cult of unholy chaos wizards) が蜂起し、これを阻止するため第一作の主人公であるアンガス・マクファイフの末裔である「アンガス・マクファイフ 13世」(Angus McFife XIII)が「アストラルハンマー」(Astral Hammer)を手に、宇宙空間を舞台に[9]対決するという内容となっており、第一作のPVにおいてトーマス・ウィンクラー扮するアンガス・マクファイフが装備していた緑色の甲冑は、本作のPVでは近未来的な緑色のパワードスーツのような鎧にバージョンアップされている。

2019年、3rdアルバム『Legends from Beyond the Galactic Terrorvortex』をリリース[10]

2021年8月、ボーカリストのウィンクラーが脱退[11]。バンド側は、新しいボーカリストを起用して今後のツアーを行う計画である旨を述べているが、脱退発表時点で後任は発表されなかった[11]

2021年12月、新しいボーカリストとしてソゾズ・ミカエル(Sozos Michael)が加入した[12]2022年4月28日にミカエルをリードシンガーに迎えた最初のシングル曲として『Fly Away』を発表[13]

2023年3月14日、4thアルバム『Return to the Kingdom of Fife』を6月2日にリリース予定と発表[14]。2023年4月7日、アルバムからのファーストシングル曲として『Keeper of the Celestial Flame of Abernethy』をリリース[15]

メンバー[編集]

現メンバー[編集]

  • ソゾズ・ミカエル (Sozos Michael) - ボーカル (2021- )
    トーマス・ウィンクラーの後を引き継ぎ、アンガス・マクファイフとクレジットされる。
  • クリストファー・ボウズオランダ語版 (Christopher Bowes) - キーボード (2010- )
    「ダンディーの暗黒皇帝、ザーゴスラックス」(英語: Zargothrax, Dark Emperor of Dundee)とクレジットされる[16]
  • ポール・テンプリング (Paul Templing) - ギター (2010- )
    「クレイルの死の騎士団のグランドマスター、セル・プロレティウス」(英語: Ser Proletius, Grand Master of the Deathknights of Crail)とクレジットされる[16]
  • ジェームス・カートライト (James Cartwright) - ベース (2010- )
    「アンストの星の半神、フーツマン」(英語: The Hootsman, Astral Demigod of Unst)とクレジットされる[16]
  • ベン・ターク (Ben Turk) - ドラムス (2010- )
    「カウデンビースの謎の潜水艦の司令官、ララソール」(英語: Ralathor, the Mysterious Submarine Commander of Cowdenbeath)とクレジットされる[16]

旧メンバー[編集]

  • トーマス・ウィンクラー英語版 (Thomas Winkler) - ボーカル (2011-2021)
    「ファイフの皇太子、アンガス・マクファイフ13世」(英語: Angus McFife XIII, Crown Prince of Fife)とクレジットされていた[16]
    グローリーハンマー脱退後の2022年7月4日、新バンドとして『アンガス・マクシックス』(Angus McSix)を立ち上げた[17]。2023年1月にアンガス・マクシックスのファーストシングルとして『Master of the Universe』をリリースし、1stアルバム『Angus McSix and the Sword of Power』を2023年4月21日リリース予定と発表した[18][19]。『Master of the Universe』のPVでは、傷つき倒れていたウィンクラーが起き上がり、壊れたハンマーを投げ捨てて聖剣を引き抜くというシーンが描かれている。

ディスコグラフィ[編集]

アルバム[編集]

脚注・出典[編集]

  1. ^ ALESTORMのクリストファー率いる、シンフォニック・メタル・バンドGLORYHAMMERがニュー・アルバムをリリース - LiveLand
  2. ^ Riedl, Katrin (2015年9月25日). “Gloryhammer – Space 1992: Rise Of The Chaos Wizards” (German). Metal Hammer. 2016年7月10日閲覧。
  3. ^ グローリーハンマー / テイルズ・フロム・ザ・キングダム・ファイフ - RUBICON music
  4. ^ ALESTORM Mainman's GLORYHAMMER: Debut Album Details Revealed”. blabbermouth.net. 2012年12月20日閲覧。
  5. ^ Gloryhammer - Encyclopaedia Metallum”. The Metal Archives (2013年3月22日). 2013年4月10日閲覧。
  6. ^ Interview with Christopher Bowes - Skullbanger Media”. Skullbanger (2013年4月16日). 2013年4月19日閲覧。
  7. ^ https://www.youtube.com/watch?v=ASlo8wZxmLw
  8. ^ 唯一無二、宇宙へ飛び出すファンタジー・メタル!!噂のグローリーハンマー新作 - TOWER RECORDS
  9. ^ http://rubicon-music.com/archives/3229
  10. ^ 現在、欧米で脚光を浴びているスペース・ファンタジー・メタル・バンド、グローリーハンマーのニュー・アルバム『レジェンズ・フロム・ビヨンド・ザ・ギャラクティック・テラーボールテクス』5月31日発売”. 王様ロックKING RECORD (2019年5月14日). 2019年9月18日閲覧。
  11. ^ a b We regret to announce that Thomas Winkler is no longer a member of Gloryhammer.”. Gloryhammer Official Twitter (2021年8月23日). 2021年8月23日閲覧。
  12. ^ Gloryhammer stellen neuen Sänger Sozos Michael vor” (ドイツ語). Metal Hammer (2021年12月1日). 2022年2月18日閲覧。
  13. ^ GLORYHAMMER RELEASE NEW SINGLE AND VIDEO "FLY AWAY"; UK / IRELAND TOUR WITH BROTHERS OF METAL AND ARION CONFIRMED”. Bravewords. 2022年4月28日閲覧。
  14. ^ Florian Schaffer (2023年3月14日). “Gloryhammer: neues Album "Return To The Kingdom Of Fife" am 2. Juni 2023”. Vampster. 2023年3月17日閲覧。
  15. ^ Gloryhammer To Release Return To The Kingdom Of Fife Album In June; Animated Video For First Single Streaming” (英語). Brave Words & Bloody Knuckles (2023年4月6日). 2023年4月7日閲覧。
  16. ^ a b c d e Biography”. Gloryhammer - Interdimensional Space Metal. 2020年10月21日閲覧。
  17. ^ ANGUS McSIX signs worldwide contract with Napalm Records!” (英語). All About the Rock. 2022年10月3日閲覧。
  18. ^ “ANGUS MCSIX Announces Complete Band Lineup” (英語). Brave Words & Bloody Knuckles. (2022年10月10日). https://bravewords.com/news/angus-mcsix-announces-complete-band-lineup 2022年10月11日閲覧。 
  19. ^ ANGUS MCSIX AND THE SWORD OF POWER - NEW ALBUM OUT APRIL 21st 2023”. Angus McSix - official Website. 2023年2月27日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]