青柳隆志

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あおやぎ たかし
青柳 隆志
プロフィール
出生地 日本の旗 日本千葉県千葉市
生年月日 (1961-08-17) 1961年8月17日(62歳)
所属 フリー
著名な家族 父:青柳雅計(千葉大学名誉教授)
活動
活動期間 1991年 - 2019年
デビュー作 ミッキーマウスディズニーシリーズ)
声優テンプレート | プロジェクト | カテゴリ

青柳 隆志(あおやぎ たかし、1961年昭和36年)8月17日 - )は、日本国文学者東京成徳大学教授。

ディズニーキャラクターミッキーマウスの元専属声優。父親は千葉大学名誉教授の青柳雅計[1]

来歴・人物[編集]

千葉県千葉市出身。千葉大学教育学部卒業。千葉大学大学院教育学研究科修士課程修了。筑波大学大学院文芸・言語研究科各国文学専攻修士課程修了。

東京成徳大学人文学部長兼日本伝統文化学科長(教授)。専門は漢詩文の朗詠だが、近年は和歌およびその周辺要素の研究に取り組んでいる。また、星と森披講学習会講師も兼任している。

平成11年度・第17回志田延義賞(日本歌謡学会)、平成13年度・第19回田邊尚雄賞(東洋音楽学会)をそれぞれ受賞している。

1991年から2018年まで27年にわたり、副業として、ディズニーのキャラクター・ミッキーマウスの日本語版声優を専属で務めていた。2018年7月以降は降板し、後任には声優の星野貴紀が起用された。

2021年には自身のTwitterにて、2018年7月1日に脳梗塞を発症していたことを明かした[2]

著作[編集]

著書[編集]

単著[編集]

  • 『日本朗詠史 研究篇』笠間書院、1999年2月。ISBN 9784305701930 
  • 『日本朗詠史 年表篇』笠間書院、2001年2月。ISBN 9784305702272 

監修[編集]

  • 岡田崇花『えんぴつでなぞる・CDで歌える百人一首 手習い・耳習いで覚えられる!!』ナツメ社、2007年11月。ISBN 9784816344022 

共著[編集]

論文[編集]

  • 「「朗詠」という語について ―中国詩文から『和漢朗詠集』へ―」『中古文学』第47巻、中古文学会、1991年5月、61-70頁、NAID 130007610503 
  • 「『朗詠集』に見えない朗詠曲 「朗詠譜本」の十曲」『筑波大学平家部会論集』第3号、筑波大学平家部会、1992年3月、21-36頁、NAID 110000526525 
  • 「心喪と朗詠」『中古文学』第52巻、中古文学会、1993年11月、21-30頁、NAID 130007651058 
  • 「朗詠における禁忌 「雲」の朗詠をめぐって」『筑波大学平家部会論集』第4号、筑波大学平家部会、1994年7月、2-14頁、NAID 110000526528 
  • 「中世の「朗詠」 ―『ニ水記』を中心として―」『中世文学』第46巻、中世文学会、2001年6月、53-62頁、NAID 130006341105 
  • 「後崇光院と朗詠」『日本文学』第53巻第7号、日本文学協会、2004年7月、32-41頁、NAID 110009896854 
  • 「披講作法点描」『文彩』第2号、熊本県立大学文学部、2006年3月、11-17頁、NAID 120006477414 
  • 「大永二年綾小路資能筆和歌披講譜をめぐって」『中世文学』第53巻、中世文学会、2008年6月、49-57頁、NAID 130006341276 
  • 「山本啓介著『詠歌としての和歌 和歌会作法・字余り歌 ――付<翻刻>和歌会作法書――』」『日本文学』第58巻第6号、日本文学協会、2009年6月、56-57頁、NAID 110010027767 

声優活動[編集]

太字は主役・メインキャラクター。

吹き替え[編集]

ゲーム[編集]

その他のコンテンツ[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 2019年発売の『キングダム ハーツIII』での担当は一部のイベントシーンのみ。それ以外のボイスは星野貴紀に引き継がれている。

出典[編集]

  1. ^ 訃 報”. 2022年2月9日閲覧。
  2. ^ 青柳隆志 [@jmickeyaoyagi] (2021年8月17日). "本人の投稿". X(旧Twitter)より2021年8月18日閲覧

外部リンク[編集]