釣込腰
釣込腰（つりこみごし）は、柔道の投技の腰技10本の一つ。講道館や国際柔道連盟 (IJF) での正式名。IJF略号TKG。
概要[編集]
前回りさばきで腰を低く入れ、すくい上げるような腰の動き（腰に乗せず、腰の回転）と引き手と釣り手とで、前下（横）に投げる技。
腰技と手技に違いがあるものの背負投とよく似ているが、背負投が引き手を利かせて、前に投げる（釣り手で襟を釣り上げ、引き手で袖を引く）のに対し、釣込腰は釣り手を利かせ、横に投げる（引き手で万歳をさせる様に袖を引き出し、釣り手で襟を釣り上げる）。
元々、浮腰を得意としていた嘉納治五郎に対して、西郷四郎が前に跳んで、これを防ぐ技術を確立し、これに対して嘉納は払腰を編み出したが、今度は西郷が体を反らせて防ぐ防御を考案したため、更にこれに対応するに嘉納が釣込腰を開発したという歴史的経緯を持つ[1]。
片襟の釣込腰もあるが、普通に掛けるよりも肩に負担がかかるため、普通の時と同様、釣り手の腋を締めて吊り上げる事が重要である。
出典[編集]
- ^ 老松信一 (1980年8月20日). “柔道小史 -連載10 柔道の技術的発展-”. 近代柔道（1980年8月号）、56頁 (ベースボール･マガジン社)
外部リンク[編集]
 | この項目は、柔道に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（P柔道/PJ柔道）。 |