平田満

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ひらた みつる
平田 満
生年月日 (1953-11-02) 1953年11月2日(70歳)
出生地 日本の旗 日本愛知県豊橋市
身長 169cm
血液型 AB型
職業 俳優
ジャンル 映画テレビドラマ
配偶者 井上加奈子
事務所 アルファエージェンシー
公式サイト 所属事務所プロフィール
主な作品
テレビドラマ
わが町』シリーズ
タクシードライバーの推理日誌』シリーズ
神様、もう少しだけ
白夜行
ディロン〜運命の犬』シリーズ
絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜
映画
蒲田行進曲
こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 〜勝どき橋を封鎖せよ!〜
22年目の告白 -私が殺人犯です-
Fukushima 50
浅田家!
 
受賞
日本アカデミー賞
その他の賞
報知映画賞 1982年 最優秀主演男優賞受賞(『蒲田行進曲』)
キネマ旬報 1982年 最優秀助演男優賞受賞(『蒲田行進曲』)
ヨコハマ映画祭 1982年 最優秀助演男優賞受賞(『蒲田行進曲』)
読売演劇大賞 2001年 最優秀男優賞受賞(舞台「こんにちは、母さん」「ART」ほか
紀伊國屋演劇賞 2014年 個人賞受賞(舞台「失望のむこうがわ」「海をゆく者」)
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平田 満(ひらた みつる、1953年11月2日 - )は、日本俳優愛知県豊橋市出身[1]アルファエージェンシー所属。妻は女優の井上加奈子愛知県立時習館高等学校卒業、早稲田大学第一文学部中退。穂の国とよはし芸術劇場PLAT芸術文化アドバイザー[1]

人物・来歴[編集]

大学1年生時に早稲田大学の学生劇団で人気を得ていた知念正文主宰の「劇団暫(げきだん しばらく)」に入団し[2]つかこうへいと出会う[2](当時、母体とする劇団を持たなかったつかの作品を同劇団は知念と向島三四郎の演出で公演していた)。ここでつか劇団の仲間となる長谷川康夫や夫人となる井上加奈子らと出会った。

1974年、劇団「つかこうへい事務所」旗揚げに参加[2]。初期作から、つかが個人的に事務所を立ち上げ、「難解で下世話で狂気と正気スレスレながら義理人情を前面に押し出した」作品群までほとんどの作品に出演し[2]加藤健一根岸とし江大津あきら風間杜夫三浦洋一重松収らとその屋台骨を支えた。

劇団解散後は、舞台・映画・テレビなどで数多く活躍する[2]1982年深作欣二監督による『蒲田行進曲』の村岡安次役[注釈 1]に抜擢され、演技力が高く評価される[3]。1983年、同役で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞[1]、報知映画賞最優秀主演男優賞など数多くの賞を受賞[2]。2001年、舞台「ART」「こんにちは、母さん」で、読売演劇大賞最優秀男優賞を受賞[2]

市井の人を中心に演じて好評を得るが、年齢を重ねる毎に癖の強い小悪人・犯人役も演じ、幅広い演技で活動している。

松平健とは同学年で同じ豊橋市出身である。

出演[編集]

テレビドラマ[編集]

NHK[編集]

日本テレビ[編集]

TBS[編集]

フジテレビ[編集]

テレビ朝日[編集]

テレビ東京[編集]

WOWOW[編集]

映画[編集]

Vシネマ[編集]

  • スリラーブラウン管(1991年)- トラックドライバー
  • ドン松五郎の生活 大追跡(1992年)
  • ゆりかちゃん(1996年)
  • 代償(2016年10月、hulu) - 吉田肇

インターネットドラマ[編集]

  • Oh! my PROPOSE (2010年6月26日 - 9月30日 GyaO)
  • チェイス 第1章(2017年 - 2018年) - 山崎登
  • 日本をゆっくり走ってみたよ ~あの娘のために日本一周~(2017年 - 2018年、Amazonプライム・ビデオ) - 父

舞台[編集]

ナレーション・語り[編集]

オーディオブック[編集]

PV[編集]

CM[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 初演時は柄本明が演じ、平田は映画監督役(映画では蟹江敬三)を演じた。なお、柄本は翌1983年TBSでドラマ化された『蒲田行進曲』で村岡安次を再び演じている。
  2. ^ 第3話まで演じていた佐野史郎腎機能障害により、急遽入院せざるを得ない状況となったための代役[9]
  3. ^ 真行寺君枝をヒロインに据えた青春シリーズCMだった。ほかの共演者に風間杜夫亜湖草薙良一がいた。

出典[編集]

  1. ^ a b c ふるさと大使/平田満”. www.city.toyohashi.lg.jp. 豊橋市. 2022年8月20日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g 特別対談 平田満×三浦大輔 “つかこうへい”と“三浦大輔”、それぞれの稽古場”. www.geigeki.jp. 東京芸術劇場. 2022年8月20日閲覧。
  3. ^ NHK. “平田満|NHK人物録”. NHK人物録 | NHKアーカイブス. 2022年8月20日閲覧。
  4. ^ SKE48高柳明音が平田満と父娘役で共演!名古屋発の生放送ドラマ『喜劇 娘が嫁ぐ日』”. テレビドガッチ (2014年4月16日). 2016年12月22日閲覧。
  5. ^ “役作りで髪を脱色!富司純子主演人情ドラマが今春放送”. ウォーカープラス. (2015年1月15日). https://thetv.jp/news/detail/54257/ 2015年1月15日閲覧。 
  6. ^ “『昔話法廷』続編決定 アリ、舌切りすずめ、乙姫が訴えられたら”. ORICON STYLE. (2016年6月26日). https://www.oricon.co.jp/news/2074109/full/ 2016年6月26日閲覧。 
  7. ^ 「昭和元禄落語心中」公式サイト(NHK)”. 2018年12月20日閲覧。
  8. ^ “「リバーサルオーケストラ」に瀧内公美や坂東龍汰、門脇麦と田中圭を取り巻く楽団員に”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2022年11月10日). https://natalie.mu/eiga/news/500685 2022年11月10日閲覧。 
  9. ^ “佐野史郎、腎臓機能障害による入院で「リコカツ」降板 代役は平田満”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2021年5月4日). https://hochi.news/articles/20210504-OHT1T51031.html 2021年5月4日閲覧。 
  10. ^ “横山裕『絶対零度』新シーズンで月9初出演 前作との「道しるべになる」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2018年5月25日). https://www.oricon.co.jp/news/2112149/full/ 2018年6月28日閲覧。 
  11. ^ “桐山照史主演「ゲキカラドウ2」放送!新キャストに土村芳、福本大晴、高田純次”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年2月15日). https://natalie.mu/eiga/news/512884 2023年2月15日閲覧。 
  12. ^ “松下奈緒が“相棒”古田新太に「振り回されたい!」”. ウォーカープラス. (2015年2月10日). https://thetv.jp/news/detail/55188/ 2015年2月10日閲覧。 
  13. ^ “鈴木亮平主演「宮沢賢治の食卓」に山崎育三郎、市川実日子ら実力派結集!”. 映画.com (株式会社エイガ・ドット・コム). (2017年4月26日). http://eiga.com/news/20170426/4/ 2017年4月26日閲覧。 
  14. ^ 平田満、幻の主演作公開に感無量!”. シネマトゥデイ (2015年2月15日). 2015年2月20日閲覧。
  15. ^ “脳みそ夫主演映画「くも漫。」キャスト写真公開、柳英里紗がヒロインの風俗嬢”. お笑いナタリー. (2016年11月1日). https://natalie.mu/owarai/news/207621 2016年11月1日閲覧。 
  16. ^ “妻夫木聡×満島ひかり「愚行録」に小出恵介、市川由衣、中村倫也ら実力派ずらり”. 映画.com (株式会社エイガ・ドット・コム). (2016年6月1日). http://eiga.com/news/20160601/6/ 2016年6月1日閲覧。 
  17. ^ “三浦しをん氏の小説『光』実写映画化 井浦新、瑛太ら出演”. ORICON STYLE. (2016年10月22日). https://natalie.mu/eiga/news/206435 2016年10月24日閲覧。 
  18. ^ “『島のシーグラス』平田満 × 榊原有佑 監督が語るダイレクトに心に伝わるショートフィルムの魅力-オムニバス映画『Short Trial Project 2018』”. シネフィル. (2019年2月23日). http://cinefil.tokyo/_ct/17253076 2019年3月19日閲覧。 
  19. ^ “二宮和也の「浅田家!」に平田満、風吹ジュン、黒木華、菅田将暉が出演、予告も到着”. 映画ナタリー (株式会社ナターシャ). (2020年7月16日). https://natalie.mu/eiga/news/387785 2020年7月16日閲覧。 
  20. ^ 志の輔の落語を実写化した「大河への道」に岸井ゆきの、橋爪功ら出演、全員1人2役”. 映画ナタリー. 株式会社ナターシャ (2021年12月10日). 2021年12月11日閲覧。
  21. ^ “映画「ちひろさん」に豊嶋花、リリー・フランキー、風吹ジュン、共演陣を一挙解禁”. コミックナタリー (株式会社ナターシャ). (2022年10月31日). https://natalie.mu/comic/news/499525 2022年10月31日閲覧。 
  22. ^ “織田美織が映画初主演「消えない灯り」10月公開、監督・脚本は「痣」の井上博貴”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年8月24日). https://natalie.mu/eiga/news/538047 2023年8月24日閲覧。 
  23. ^ 福士蒼汰×松本まりか『湖の女たち』に浅野忠信、福地桃子、財前直見、三田佳子ら出演へ”. リアルサウンド映画部. blueprint (2023年11月28日). 2023年11月28日閲覧。
  24. ^ 内田洋一 (2011年10月18日). “シス・カンパニー「泣き虫なまいき石川啄木」作者井上ひさしとの苦悩の二重唱”. 日経アート&レビュー 舞台・演劇. https://style.nikkei.com/article/DGXBZO35521700S1A011C1000000/ 2020年9月19日閲覧。 
  25. ^ “ダメ男たちのクリスマスイブ…栗山民也演出「海をゆく者」に高橋克実が初参加”. ステージナタリー. (2023年4月13日). https://natalie.mu/stage/news/520680 2023年10月15日閲覧。 
  26. ^ “木村達成が太宰治にシンパシー「新ハムレット」俳優にも容赦なし?五戸真理枝の“問題作””. ステージナタリー (ナターシャ). (2023年6月5日). https://natalie.mu/stage/news/527355 2023年6月7日閲覧。 
  27. ^ リーディング公演「ポート・オーソリティ」荒井遼の演出で日本初演、崎山つばさら出演”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年2月20日). 2024年2月20日閲覧。
  28. ^ おはなしのくに 先生向け放送リスト”. 日本放送協会. 2018年4月9日閲覧。

外部リンク[編集]