団塊

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団塊の中の化石

団塊(だんかい、: nodule[1][2]concretion[1])とは、地質体中に見られる、周囲と成分の異なるノジュールともいう[3]。堆積物の砕屑粒子の隙間が鉱物で充填されてできたものはコンクリーションという。

内部に化石を閉じ込めていることがあり[4]、その場合には周囲の母岩よりも硬い団塊が地面の圧力に耐え、内部の化石は立体を保っていることが多い。従って化石採集の際には、雨や川による浸食を受けて露頭から落ちた団塊を探すという手法も採られている[5]

脚注[編集]

  1. ^ a b 文部省 編『学術用語集 地学編』日本学術振興会、1984年、12頁。ISBN 4-8181-8401-2 
  2. ^ デジタル大辞泉団塊』 - コトバンク。2018年4月1日閲覧。
  3. ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典『ノジュール』 - コトバンク。2018年4月1日閲覧。
  4. ^ 山崎晴雄、久保純子『日本列島100万年史 大地に刻まれた壮大な物語』講談社、2017年、106頁。ISBN 978-4-06-502000-5 
  5. ^ 森伸一 著、羽幌古生物研究会 編『北海道羽幌地域のアンモナイト』(第2版)、2018年、104-105頁。ISBN 978-4-86368-029-6 

参考文献[編集]

関連項目[編集]