ワインカラーの少女

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ワインカラーの少女
ウイングスシングル
初出アルバム『ヴィーナス・アンド・マース
B面 やさしいアンサー(幸せのアンサー)
リリース
規格 7インチシングル
録音 1974年11月5日
ジャンル ロック
時間
レーベル アメリカ合衆国の旗キャピトル
イギリスの旗パーロフォン
日本の旗東芝EMI
作詞・作曲 ポール・マッカートニー
リンダ・マッカートニー
プロデュース ポール・マッカートニー
チャート最高順位
  • 41位(イギリス)
  • 39位(アメリカ)
  • 64位(日本)
ウイングス シングル 年表
あの娘におせっかい
(1975年)
ワインカラーの少女
(1975年)
ヴィーナス・アンド・マース/ロック・ショー
(1975年)
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ワインカラーの少女(原題:Letting Go)は、1975年ウイングスが発表した楽曲、および同曲を収録したシングルである。ウイングスの4枚目のアルバム『ヴィーナス・アンド・マース』に収録されている。

解説[編集]

1974年11月にロンドンEMIレコーディング・スタジオで行われた『ヴィーナス・アンド・マース』のための初めてのレコーディング・セッションで収録された。ポールが妻リンダへの思いを歌ったとされている。

1975年9月のヨーロッパ・ツアーの終了後に『ヴィーナス・アンド・マース』のセカンド・シングルとして10月4日にリリースされた。アルバムがリリースされてから既に4か月たっており、イギリスで41位、アメリカではビルボード誌で1975年10月25日から2週間、最高位39位。また、キャッシュボックス誌では、10月25日付けで最高位41位と振るわなかった[1]

なお、このシングル・ヴァージョンはアルバム・ヴァージョンとは別ミックスとなっており、収録時間も1分短い。2014年発売の「ポール・マッカートニー・アーカイブ・コレクション」の『ヴィーナス・アンド・マース』デジタルリマスター盤のボーナスディスクにて初CD化され、イギリスではシングルが再発された。またライヴ・アルバム『ウイングスU.S.A.ライヴ!!』にはライヴ・ヴァージョンが収録されている。

「ワインカラーの少女」という邦題は、歌詞の冒頭の部分を元につけられたとされている。

B面収録の「やさしいアンサー」は、ニューオリンズでのレコーディング・セッションで録音された。なお日本盤アルバムでは邦題が「幸せのアンサー」だったものが、シングルではなぜか「やさしい~」と改題されている。

収録曲[編集]

7インチシングル
#タイトル作詞・作曲時間
1.「ワインカラーの少女」(Letting Go (7"mix))
  • ポール・マッカートニー
  • リンダ・マッカートニー
2.やさしいアンサー(You Gave Me The Answer)
  • ポール・マッカートニー
  • リンダ・マッカートニー
合計時間:

演奏者[編集]

ウイングス[編集]

   エレクトリック・ギターエレクトロニックピアノ (#1)、ピアノ (#2)

ゲスト[編集]

  • トニー・ドーシー - ストリングス・アレンジメント
  • クライド・カー - トランペット (#!)
  • ジョン・ロンゴ - トランペット (#!)
  • マイケル・ピアース - アルトサックス (#!)
  • アルビン・トーマス - アルトサックス (#!)
  • カール・ブルアン - バリトンサックス (#!)
  • マイケル・J・ピアース - クラリネット (#2)
  • ヴィト・プラトモーネ - クラリネット (#2)
  • カルロス・クレイマン - ヴァイオリン (#2)
  • ラッセル・ジョセフ・ボブロフスキ - ヴァイオリン (#2)
  • ロナルド・B・ベンコ - トランペット (#2)
  • ジョン・K・ブランチ - ヴィオラ (#2)
  • ハロルド・ジョセフ・バラム - バスーン (#2)
  • ベルナール・S・リヒターマン - チェロ (#2)

脚注[編集]

  1. ^ イギリス・チャートは『ミュージック・ウィーク』での最高位を示す。

参考文献[編集]

  • 『Paul McCartney: Recording Sessions (1969-2013)』 Luca Perasi著 出版社:L.I.L.Y. Publishing 2013年10月 ISBN 978-88-909122-1-4