ロマーノ・フェナティ

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ロマーノ・フェナティ
国籍 イタリアの旗 イタリア
生年月日 (1996-01-15) 1996年1月15日(28歳)
マルケ州アスコリ・ピチェーノ
現在のチーム Rivacold Snipers Team
ゼッケン 55
レースでの経歴
ロードレース世界選手権 Moto2クラス
活動期間2018年2022年
マニファクチャラーカレックス
2022年 順位27位 (7 pts)
出走回数 勝利数 表彰台 PP FL 総ポイント
18 0 0 0 0 21
ロードレース世界選手権 Moto3クラス
活動期間2012年-2017年, 2019年2021年, 2023年
マニファクチャラーFTR ホンダ, KTM, ホンダ, ハスクバーナ
2021年 順位5位 (160 pts)
出走回数 勝利数 表彰台 PP FL 総ポイント
146 13 29 7 14 1215

ロマーノ・フェナティ (Romano Fenati, 1996年1月15日 - ) は、イタリアオートバイレーサー。世界選手権参戦前にはイタリア国内選手権125ccクラス、スペイン国内選手権125ccクラスに参戦していた。

Moto3[編集]

2012年シーズン、フェナティはチーム・イタリア・FMIと契約、FTRホンダに乗ることになった。デビュー戦となった第1ラウンドのカタールGPでは2位に入賞した。初優勝は第2戦のスペインGPであった。フェナティは1991年上田昇に次ぐ、デビュー2戦で表彰台に上るという結果を出したライダーとなった[1]

2015年シーズン、アルゼンチンGPのウォーミングアップ中にフェナティはニクラス・アジョとトラブルになり、走行中にアジョのマシンにキックした[2]。また、キルスイッチでアジョのマシンのエンジンを止めたことから3点のペナルティを受けた[2]

Moto2[編集]

2018年シーズン、マリネッリ・スパイナーズ・チームに所属しMoto2に参戦。2018年9月9日、サンマリノGPのレース中、ステファノ・マンツィとの競り合いの中でマンツィのバイクのブレーキを握り妨害。同レースを失格処分になった後、改めて2レース出場停止の処分を受けた[3]。翌日の9月10日、マリネッリ・スパイナーズ・チームは「反スポーツマンシップで危険、そして有害な行為により、ロマーノ・フェナティとの契約を直ちに解除することを発表します。計り知れない後悔と共に、彼の無責任な行為により、他者の命を危険にさらしたことは、決して許されません」との声明を発表し、同日付でのフェナティの解雇を発表した[4]。フェナティは過去にもレース中にニコラス・アジョに暴行の上、キルスイッチを押すという違反行為を行っていた[5]。そして9月18日、国際モーターサイクリズム連盟はフェナティ本人を連盟本部に召喚し、2018年末までのライセンス撤回を決定した[6]

ロードレース世界選手権 戦績[編集]

シーズン[編集]

シーズン クラス 車両 出走数 優勝回数 表彰台数 ポールポジション ファステストラップ ポイント 順位
2012年 Moto3 FTR ホンダ 17 1 4 0 2 136 6位
2013年 Moto3 FTR ホンダ 17 0 0 0 0 73 10位
2021年 Moto3 ハスクバーナ 18 1 4 3 1 160 5位
2022年 Moto2 ボスコスクーロ 6 0 0 0 0 7 27位
2023年 Moto3 ホンダ 14 0 0 0 0 35* 20位*
合計 30 1 4 0 2 184
  • * 現在進行中

[編集]

クラス 車両 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 順位 ポイント
2012年 Moto3 FTR ホンダ QAT
2
SPA
1
POR
Ret
FRA
Ret
CAT
9
GBR
7
NED
12
GER
24
ITA
2
IND
5
CZE
8
RSM
3
ARA
Ret
JPN
10
MAL
20
AUS
6
VAL
18
6位 136
2013年 Moto3 FTR ホンダ QAT
15
AME
Ret
SPA
9
FRA
7
ITA
Ret
CAT
15
NED
14
GER
13
IND
9
CZE
18
GBR
12
RSM
10
ARA
8
MAL
9
AUS
14
JPN
5
VAL
11
10位 73
  • * 現在進行中

参照[編集]

外部リンク[編集]

タイトル
先代
マーベリック・ビニャーレス
European 125cc
Champion

2011
次代
マッテオ・フェラーリ