ラ・ヴァンツェノー

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La Wantzenau

行政
フランスの旗 フランス
地域圏 (Région) グラン・テスト地域圏
(département) バ=ラン県
(arrondissement) ストラスブール=カンパーニュ郡
小郡 (canton) ブリュマト小郡
INSEEコード 67519
郵便番号 67610
市長任期 クロード・グレブラング
2008年-2014年
自治体間連合 (fr) fr:Communauté urbaine de Strasbourg
人口動態
人口 5963人
2009年
人口密度 235人/km2
住民の呼称 Wantzenauviens
地理
座標 北緯48度39分14秒 東経7度49分45秒 / 北緯48.6539度 東経7.8292度 / 48.6539; 7.8292座標: 北緯48度39分14秒 東経7度49分45秒 / 北緯48.6539度 東経7.8292度 / 48.6539; 7.8292
標高 平均:m
最低:128 m
最高:135 m
面積 25 39km2 (2 539ha)
La Wantzenauの位置(フランス内)
La Wantzenau
La Wantzenau
公式サイト Site officiel de la commune
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ラ・ヴァンツェノーLa Wantzenauアルザス語:La Wonzenöü)は、フランスアルザス地域圏バ=ラン県コミューン

地理[編集]

ストラスブールの北12kmに位置する。典型的なリート(洪水ともなれば浸水する草原、森林を総称する名称)の中にあり、イル川ライン川沿いを乗馬や自転車で散策ができる。ストラスブール=ローターブール間の鉄道路線と、ユーロヴェロ15号線がまちを通っている。

由来[編集]

その名称はpré Wanzoとdie Auからなる。die Auとは「もしかしたら湿地(または牧草地)」と意味する。接尾辞はライン川両岸で一般的で、平野を意味する。地名はフランス語化され、単純な翻訳をされた。接尾辞は女性詞で、フランス語の女性定冠詞は後で付加されている。Wanzoとは単に土地の所有者の名である。また語中のTは後で追加されており、発音はされない(-tzはアルザス語で珍しくはない)。

歴史[編集]

第二次世界大戦開戦後の1939年、ドイツ国境にあまりに近いため村の住民は戦闘の危険に脅かされ、避難を命じられた。この命令はラ・ヴァンツェノーのみならず170以上のコミューンに命じられた。

最初、ラ・ヴァンツェノー住民は同じ県のマルランアイムに向かうことになった。道路が混雑し往来が困難だった。しかし状況は厳しいままであり、数日待たされたあと、ラ・ヴァンツェノー住民は家畜を輸送するための貨車に乗せられ、行き先も決まらぬまま内陸へ出発した。列車が到着したのはオート=ヴィエンヌ県のサン=ティリェーであった。長い旅から解放されたラ・ヴァンツェノー住民は新たな困難に直面した。当時のラ・ヴァンツェノー住民はほとんどがアルザス語しか解さなかったのである。しかし受け入れ先のサン=ティリェー住民の寛大さとホスピタリティーで問題は解決された。約1年間、ラ・ヴァンツェノー住民はサン=ティリェーに滞在した。以後、友好関係を永続させるため、2つのコミューンの人的交流が隔年ごとに行われている。

人口統計[編集]

1962年 1968年 1975年 1982年 1990年 1999年 2006年 2007年
3016 3726 4216 4084 4394 5462 5809[1] 5859

参照元:Ehess[2]INSEE[3]

姉妹都市[編集]

  • フランスの旗 サン=ティリェー=ラ=ペルシュ、フランス

脚注[編集]