ミハイル・ルディ

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ミハイル・ルディMikhail Rudy 1953年 -)はフランス国籍のピアニスト

ソ連ウズベキスタンタシケントに生まれ、15歳でモスクワ音楽院に入学し、ヤコフ・フリエールに師事[1]。その後フランスに渡り、1975年ロン=ティボー国際コンクールに優勝。卓越した技巧で知られ、マリス・ヤンソンス指揮レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団との協演で名を上げた。特にチャイコフスキーピアノ協奏曲第1番ラフマニノフピアノ協奏曲第2番のカップリングはADFディスク大賞を獲得、またスクリャービンの後期ピアノ曲集(作品番号62から74)ではACCディスク大賞を獲得している。1977年マルク・シャガールの90歳の誕生日を祝うコンサートにおいて、ベートーヴェン三重協奏曲ムスティスラフ・ロストロポーヴィチアイザック・スターンと合奏した。またウクライナ生まれで現在は北欧で活躍するジャズ・ピアニストのミッシャ・アルペリンとの協演も話題になった。

脚注[編集]

  1. ^ 吉澤ヴィルヘルム『ピアニストガイド』青弓社、印刷所・製本所厚徳所、2006年2月10日、154ページ、ISBN 4-7872-7208-X