ホーヴゴーデン

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世界遺産 ビルカとホーヴゴーデン
スウェーデン
アデルスユー島の古城の遺構
アデルスユー島の古城の遺構
英名 Birka and Hovgården
仏名 Birka et Hovgården
面積 ホーヴゴーデンの登録範囲 23.071 ha
登録区分 文化遺産
登録基準 (3), (4)
登録年 1993年
公式サイト 世界遺産センター(英語)
使用方法表示

ホーヴゴーデンは、スウェーデンメーラレン湖に浮かぶアデルスユー島Adelsö)に残る遺跡。この島はヴァイキング10世紀から11世紀にかけて占領し、スウェーデン王国の王領地のネットワークであるUppsala ödに含まれていた。ホーヴゴーデンは王宮の所在地として、隣のビョルケー島 (en:Björkö, Ekerö) の貿易拠点ビルカを見渡す行政上の中心地でもあった。ホーヴゴーデンにはバイキング時代以来の数千に及ぶ墓所があり、農民たちだけでなく、歴代の王族や豪族のもある。

Alsnöhus城と教会が中世に建造され、1279年には封建制度が確立した。

世界遺産[編集]

ホーヴゴーデンは、同じくメーラレン湖に浮かぶビルカとともに、1993年にユネスコ世界遺産に登録された。ビルカはホーヴゴーデン同様ヴァイキング時代の遺跡が残るほか、831年に聖アンスガル(St Ansgar)が建造したというスウェーデン最古のキリスト教集会所の遺跡が残っている。

登録基準[編集]

この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。

  • (3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。
  • (4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。