バートランド・サーレイ

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バートランド・サーレイ[1][2](Bertrand Serlet、フランス語読みではベルトラン・セルレ1960年生)は、Appleの元ソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長、2023年1月よりMicrosoftのソフトウェアエンジニアリング担当副社長。コンピュータサイエンス博士(パリ第11大学)。2012年7月現在は、パラレルスの役員[3]。2019年5月現在、2015年に設立され2023年1月にMicrosoftに買収されたクラウドデータセンター向けASICの開発会社Fungible[4]の共同創業者[5](もう一人はジュニパーネットワークスの創業者プラディープ・シンドゥ[6]

Xerox PARCに4年間在籍後、1989年にNeXTに入社。1997年、NeXTが買収されたことによりAppleに入社し、Mac OS X開発の中心人物の一人となった。以来、プラットフォームテクノロジー担当副社長を経て、2003年7月にアビー・テバニアンの後任としてソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長となった[7]。2011年3月23日、Appleを離れると発表、後任はMacソフトウェアエンジニアリング担当副社長(2011年当時)のクレイグ・フェデリギ[8]

備考[編集]

  1. ^ アップル、Mac OS X Server Snow Leopardを発表
  2. ^ Apple、Mac OS X Snow Leopardを8月28日に出荷
  3. ^ Board of Directors Bertrand Serlet - Parallels
  4. ^ Microsoft announces acquisition of Fungible to accelerate datacenter innovation” (英語). The Official Microsoft Blog (2023年1月9日). 2023年6月16日閲覧。
  5. ^ 組織図 Fungible”. The Official Board. 2023年6月16日閲覧。
  6. ^ Ventures, Battery (2017年2月7日). “Fungible Inc. Launches with $32.5 Million in Financing and a Plan to Revolutionize Cloud Data Centers”. GlobeNewswire News Room. 2019年5月8日閲覧。
  7. ^ Bertrand Serletがソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長に昇進
  8. ^ Bertrand Serlet to Leave Apple

外部リンク[編集]

ビジネス
先代
アビー・テバニアン
Appleソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長
2003 - 2011
次代
スコット・フォーストールクレイグ・フェデリギ