デーヴィッド・プレイン

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デーヴィッド・プレイン(David Prain M.D.、1857年7月11日 - 1944年3月16日)は、スコットランド医師植物学者である。インドで働いた。

生涯[編集]

スコットランドのフェッターケアンの馬具商の家に生まれた。アバディーン大学を卒業し、2年ほど教師をした後、エディンバラ大学に進学し、1883年にM.Dを取得した。1882年からエディンバラ医学校(College of Surgeons of Edinburgh)、1883年からアバディーン大学の解剖学のデモンストレータを務めた。カルカッタ植物園園長のジョージ・キングからインド医療サービスで働く植物学に興味のある医師として推薦され、医療サービスに加わった。

1887年にカルカッタ標本館の学芸員に任命され、1898年に、王立カルカッタ植物園園長になり、インドの植物調査局の局長も務め、ベンガル州のキナ栽培を監督した。1905年までその仕事を続けた。1898年から1905年まで、カルカッタ医科大学の植物学の教授も務めた。1905年に彼は王立植物園(キュー・ガーデン)の園長になった。

1905年に王立協会フェローに選ばれ[1]、1907年にウプサラ大学の名誉博士号を受け、1912年にスウェーデン王立科学アカデミーの会員に選ばれた。1912年にナイトに叙された。1916年から1919年の間ロンドン・リンネ協会の会長を務めた。1935年にリンネ・メダルを受賞した。

クワ科の属、Prainea属に献名された。

著作[編集]

  • Bengal Plants, 1903

出典[編集]

  1. ^ "Prain; Sir; David (1857 - 1944)". Record (英語). The Royal Society. 2014年8月22日閲覧

参考文献[編集]

  • Burkill, I. H. (1944). "David Prain. 1857-1944". Obituary Notices of Fellows of the Royal Society 4 (13): 746–726. doi:10.1098/rsbm.1944.0020. edit
  • "David Prain (1857–1944)" HuntInstitute. Retrieved 27 December 2010.