ジェイク・オドリッジ

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ジェイク・オドリッジ
Jake Odorizzi
タンパベイ・レイズ(マイナー)
アトランタ・ブレーブス時代
(2022年8月5日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 イリノイ州クリントン郡ブリーズ英語版
生年月日 (1990-03-27) 1990年3月27日(34歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
185 lb =約83.9 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2008年 MLBドラフト1巡目追補
初出場 2012年9月23日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国

ジェイコブ・トッド・オドリッジJacob Todd Odorizzi[1], 1990年3月27日 - )は、アメリカ合衆国イリノイ州クリントン郡ブリーズ英語版出身のプロ野球選手投手)。右投右打。MLBタンパベイ・レイズ傘下所属。愛称はオド[2]

メディアによっては「オドリジー」と表記されることもある。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

高校3年時に14勝0敗、防御率0.10、89.2イニングで146奪三振・6四球という驚異的な成績を残す[3]2008年MLBドラフト1巡目追補(全体32位)でミルウォーキー・ブルワーズから指名され、プロ入り。

ロイヤルズ時代[編集]

2010年12月17日にザック・グレインキーユニエスキー・ベタンコートとの2対4のトレードで、アルシデス・エスコバーロレンゾ・ケインジェレミー・ジェフレスと共にカンザスシティ・ロイヤルズへ移籍した[4][5]

2012年はAA級ノースウエストアーカンソー・ナチュラルズとAAA級オマハ・ストームチェイサーズで15勝5敗・防御率3.03を記録し、9月16日にメジャー昇格[6]。9月23日のクリーブランド・インディアンス戦でメジャーデビューを果たした。

レイズ時代[編集]

タンパベイ・レイズ時代
(2016年4月10日)

2012年12月9日にジェームズ・シールズウェイド・デービス後日発表選手エリオット・ジョンソンとのトレードで、ウィル・マイヤーズマイク・モンゴメリーパトリック・レナード英語版と共にタンパベイ・レイズへ移籍した[7]

2013年は先発登板4試合を含む7試合に投げ、防御率3.94をマークしたがメジャー初勝利はまたもやお預けとなった。

2014年は年間通じて先発ローテーションに固定され、大ブレイクを果たす。31試合全てに先発登板し、11勝13敗、防御率4.13、174奪三振を記録した。特に奪三振は投球イニングを上回っており、シーズンでは二桁奪三振の先発登板が2度あった。

2015年は前年に引き続き先発ローテーションに入り、28試合に先発登板した。同年は9勝に終わり、惜しくも2年連続二桁勝利はならなかったが、防御率3.35、WHIP1.15という成績は前年から改善され、投球内容自体は上向きとなった。

2016年は、自己最多の33試合に先発登板。防御率3.69・2年ぶりの二桁勝利となる10勝6敗を記録。投球イニング187.1も自己記録更新だったが、被本塁打29も自己記録(ワースト)だった。

2017年開幕前の3月5日に辞退したソニー・グレイの代替選手として指名投手枠での第4回WBCアメリカ合衆国代表に選出された[8]。同年は28試合先発で2年連続となる10勝を挙げたが、防御率は4.14と低下した。

ツインズ時代[編集]

2018年2月17日にジャーメイン・パラシオス英語版とのトレードで、ミネソタ・ツインズへ移籍した[9]

2019年は自己最高の15勝を挙げ、キャリア初のポストシーズン先発登板も果たした(5回2失点)。当シーズンでMLS(MLB在籍年数)6年に達し、10月31日にFAとなったが、球団からのクオリファイング・オファーを受諾し[10]、11月14日に規定額(1780万ドル)で1年契約延長した。

2020年オフの10月28日にFAとなった[11]

アストロズ時代[編集]

2021年3月8日にヒューストン・アストロズと2年総額1100万ドルの契約を結んだ[12]。2023年はプレイヤーオプションとなり、バイアウトの際は325万ドルが支払われる。

ブレーブス時代[編集]

2022年8月2日にウィル・スミスとのトレードで、アトランタ・ブレーブスへ移籍した[13]

レンジャーズ時代[編集]

2022年11月9日にコルビー・アラードとのトレードで、金銭と共にテキサス・レンジャーズへ移籍した[14]

2023年オフの11月3日にFAとなった[15]。 結局、この年はプロ入り以来初めてとなるメジャーでの登板なしに終わった。

レイズ傘下時代[編集]

2024年3月15日にレイズとマイナー契約を結び[16]スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。メジャーに昇格した場合の年俸は150万ドルで、オプションとして最大50万ドルの出来高が含まれる。また、これにより7年ぶりに古巣に復帰することになった。

投球スタイル[編集]

90~94mphフォーシームに加えて、ツーシームスライダーカーブチェンジアップを持ち球にしている[17]。変化球ではカーブが最も良質で、スライダーは発展途上である。極端なフライボールピッチャーであり、被弾の多さが懸念される。かつてのトレード相手であるザック・グレインキーに体格がよく似ているが、それほどの力はなく、将来は先発3番手クラスと見られている[5]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2012 KC 2 2 0 0 0 0 1 0 0 .000 34 7.1 8 1 4 0 0 4 0 0 4 4 4.91 1.64
2013 TB 7 4 0 0 0 0 1 1 0 .000 122 29.2 28 3 8 0 2 22 1 0 13 13 3.94 1.21
2014 31 31 0 0 0 11 13 0 0 .458 719 168.0 156 20 59 0 5 174 3 0 79 77 4.13 1.28
2015 28 28 0 0 0 9 9 0 0 .500 700 169.1 149 18 46 0 3 150 5 1 65 63 3.35 1.15
2016 33 33 0 0 0 10 6 0 0 .625 773 187.2 170 29 54 3 4 166 3 1 80 77 3.69 1.19
2017 28 28 0 0 0 10 8 0 0 .556 604 143.1 117 30 61 1 2 127 1 0 80 66 4.14 1.24
2018 MIN 32 32 0 0 0 7 10 0 0 .412 711 164.1 151 20 70 3 8 162 1 0 89 82 4.49 1.34
2019 30 30 0 0 0 15 7 0 0 .682 658 159.0 139 16 53 0 4 178 4 0 65 62 3.51 1.21
2020 4 4 0 0 0 0 1 0 0 .000 60 13.2 16 4 3 0 1 12 0 0 10 10 6.59 1.39
2021 HOU 24 23 0 0 0 6 7 0 0 .462 441 104.2 97 16 34 1 3 91 0 0 51 49 4.21 1.25
2022 12 12 0 0 0 4 3 0 0 .571 245 60.0 52 5 17 0 2 46 2 0 29 25 3.75 1.15
ATL 10 10 0 0 0 2 3 0 0 .400 208 46.1 54 9 18 1 1 40 0 0 29 27 5.24 1.55
'22計 22 22 0 0 0 6 6 0 0 .500 453 106.1 106 14 35 1 3 86 2 0 58 52 4.40 1.33
MLB:11年 241 237 0 0 0 74 69 1 0 .517 5275 1253.1 1137 171 427 9 35 1172 20 2 594 555 3.99 1.25
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



投手(P)












2012 KC 2 2 1 0 0 1.000
2013 TB 7 3 4 0 0 1.000
2014 31 6 12 0 0 1.000
2015 28 4 10 0 2 1.000
2016 33 11 14 2 2 .926
2017 28 7 10 2 0 .895
2018 MIN 32 10 10 2 1 .909
2019 30 7 9 0 0 1.000
2020 4 0 0 0 0 ----
2021 HOU 24 7 15 1 1 .957
2022 12 2 5 1 0 .875
ATL 10 3 5 1 1 .889
'22計 22 5 10 2 1 .882
MLB 241 62 95 9 7 .946
  • 2023年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

記録[編集]

MiLB
MLB

背番号[編集]

  • 49(2012年)
  • 23(2013年 - 2017年)
  • 12(2018年 - 2020年、2022年途中 - 2023年)
  • 17(2021年 - 2022年途中)

脚注[編集]

  1. ^ /ˈʤeɪk oʊdəˈrɪzi/
  2. ^ Rays Players Weekend nicknames explained MLB.com (英語) (2017年8月27日) 2017年9月15日閲覧
  3. ^ ア・リーグ新人王争い。田中将大のライバルはコイツだ!”. 2015年9月26日閲覧。
  4. ^ Brewers add Greinke in deal with Royals MLB.com
  5. ^ a b Rookie Review: Jake Odorizzi, RHP, Kansas City Royals Minor League Ball
  6. ^ Top pitching prospect Odorizzi may debut Sunday royals.com
  7. ^ Royals To Acquire James Shields, Wade Davis MLBTradeRumors.com
  8. ^ Josh Harrison Added to 2017 WBC Roster USABaseball.com: The Official Site of USA Baseball (英語) (2017年3月5日) 2017年3月16日閲覧
  9. ^ Twins acquire starter Odorizzi from Rays MLB.com (2018年2月18日) 2018年2月19日閲覧
  10. ^ Thomas Harrigan, Manny Randhawa and Paul Casella (2019年11月8日). “Here are every team's free agents this winter” (English). MLB.com. 2019年12月2日閲覧。
  11. ^ Manny Randhawa and Paul Casella (2020年11月11日). “2020-21 free agents, position by position” (英語). MLB.com. 2020年11月16日閲覧。
  12. ^ Astros Sign Jake Odorizzi” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年3月9日閲覧。
  13. ^ Braves, Astros Swap Will Smith For Jake Odorizzi” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年8月2日閲覧。
  14. ^ Rangers acquire Jake Odorizzi from Atlanta Braves for Kolby Allard”. www.cbssports.com. 2022年11月10日閲覧。
  15. ^ 130 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). Home (2023年11月3日). 2023年11月9日閲覧。
  16. ^ Rays Sign Jake Odorizzi To Minor League Deal” (英語). MLB Trade Rumors. 2024年3月17日閲覧。
  17. ^ Brooks Baseball · Home of the PitchFX Tool - Player Card: Jake Odorizzi

関連項目[編集]

外部リンク[編集]