ガセネタ

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ガセネタとは、偽情報、事実と異なるの内容からなる情報のこと。嘘の情報、作り話。ガセは、もともと偽物という意味で、人騒がせ(ひとさわ「がせ」)からきたという説がある。ネタは商品という意味の種(タネ)が語源といわれる。もともとはインチキな商品という意見。怪しげな商品を扱う的屋隠語だったという説もある。後に、ネタという言葉が警察マスコミ関係者の間で「情報」という意味で使われるようになり、ガセネタも「偽情報」という意味で、一般でも広く使われるようになった。

週刊誌・タブロイド紙のガセネタ[編集]

週刊誌タブロイド紙、一部の情報誌などは基本的にガセネタが多く、信頼性に乏しい記事が多いとされる。大きな偏向の見られるケースも多い。

ネット上のガセネタ[編集]

マーシャル・マクルーハンが「メディアはメッセージ」と言ったように、メディア自体に問題があることが多い。ネットの普及以後はガセネタの横行が顕著になってきていて、ダミアン・トンプソン(Damian Thompson)は『すすんでダマされる人たち ネットに潜むカウンターナレッジの危険な罠』(日経BP社 2008年)でこうしたガセネタを「カウンターナレッジ」(Counterknowledge)と呼ぶ。情報があふれる時代にこうした「知識」を得ることで優越感や特権意識を与え、自己肯定感を回復してくれるのだという。

バンドのガセネタ[編集]

明治大学の現代音楽ゼミで山崎春美らによって1977年に結成された日本ロックバンド吉祥寺マイナーを中心とする東京地下音楽シーンで活動し、わずか2年後の1979年に解散した。間章が生前「このバンドの為なら何でもする」 と語ったことでも知られる。

2015年大里俊晴の7回忌にあわせて再結成したが、2018年に解散宣言を行った。詳しくは「ガセネタ (バンド)」を参照。

関連項目[編集]