たのしい

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日本語[編集]

語源[編集]

古典日本語たのし」より、たのむたのもしたよる等と同系

発音[編集]

形容詞[編集]

たのしいしいしい

  1. 不安がなく晴れ晴れしている状態。うきうきしている様子。
    • よし子さんが、まくらもとに小さな金のくびかざりを見つけて、おどり上ってよろこびました。よし子さんにも、イヌにもネコにも、オウムにも、それはそれはたのしいクリスマスでした。(小野浩 『金のくびかざり』)〔1928年〕
    • 人の世になによりも楽しいものは仕事である。張り合いのあるものは仕事である。もしも私たちにすることが与えられてなかったら、毎日どんなにつまらないものだろう。(羽仁もと子最も楽しい事業』)〔1928年〕
    • 十人十色かもしれないが、私は家族の飯ごしらえもして、洗濯から掃除もたいてい自分でやっている。少しもわずらわしいとは思わない。といって別に愉しいとも道楽とも考えないが、何も台所や洗濯を忘れることが女の栄誉とも考えていない。(林芙美子平凡な女』)〔1937年〕

活用[編集]

関連語[編集]

翻訳[編集]


脚注[編集]

  1. 大辞林松村明 編、三省堂、2019年、第4版。 ISBN 4-385-13906-7