けむ

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日本語[編集]

名詞[編集]

けむ【

  1. けむりけぶ

成句[編集]


古典日本語[編集]

助動詞[編集]

  1. (過去推量)過去の出来事についての推量。~だっだろう
    • 先の世にも御契りや深かりけむ、世になく清らなる玉の男御子さへ生まれたまひぬ。(源氏物語 桐壺)
      前世でもご縁が深かったのだろうか、めったにないほど美しい男の子までもがお生まれなさった。
  2. (過去原因推量)過去の出来事について、その原因の推量どうして~だっだろうか。
    • などて、かく出で立ちけむ。(源氏物語 蜻蛉)
      どうして、こうして宮仕えしていたのだろう
  3. (過去婉曲)~したような。
  4. (過去伝聞)~したとかいう。

活用[編集]

連用形接続
未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
けむ けむ けめ

語源[編集]

関連語[編集]