門付とは? わかりやすく解説

かど‐づけ【門付(け)】

読み方:かどづけ

[名](スル)《「かどつけ」とも》人家門前立って音曲奏するなどの芸をし、金品もらい受けること。また、その人。「—して歩く」


門付

読み方:カドズケ(kadozuke)

家の門口訪れ祝福をし米金などの報酬を受ける芸能、またはその人

別名 化他(けた)


門付

読み方:かどづけ

  1. 三味線弾いた尺八奏したりして、人家の門に立ち金品を乞ふ者をいふ。
  2. 〔乞〕乞食一種、唄など唄ひ戸毎を廻つて銭を乞ふもの。
  3. 之れは全部乞食といふ訳ではないが、乞食タカモノとして戸毎流して歩くもののことである。或は流し」とも云ふ。

分類 乞、浮浪者乞食

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門付

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/24 20:25 UTC 版)

門付(かどづけ)は、日本の大道芸の一種で、門口に立ち行い金品を受け取る形式の芸能の総称であり、およびそれを行う者の総称である[1][2][3][4]。表記は門付け(かどづけ)、読みは「かどつけ」とも[3]門付する(かどづけする)という動詞としても使用し[3][4]、芸については門付芸(かどづけげい)、行う者については門付芸人(かどづけげいにん)ともいう。多くは予祝芸能である。


注釈

  1. ^ 楽器としての四ツ竹は、寄席に出演する江戸売り声の宮田章司が使用している。

出典

  1. ^ a b c d e f g h 門付世界大百科事典 第2版コトバンク、2012年8月8日閲覧。
  2. ^ a b c d e 門付百科事典マイペディア、コトバンク、2012年8月8日閲覧。
  3. ^ a b c d 門付デジタル大辞泉、コトバンク、2012年8月8日閲覧。
  4. ^ a b c 門付大辞林 第三版、コトバンク、2012年8月8日閲覧。
  5. ^ デジタル大辞泉『乞児』 - コトバンク、2012年8月8日閲覧。
  6. ^ 世界大百科事典 第2版『声聞師』 - コトバンク、2012年8月8日閲覧。
  7. ^ 世界大百科事典 第2版『神人』 - コトバンク、2012年8月8日閲覧。
  8. ^ 百科事典マイペディア『千秋万歳』 - コトバンク、2012年8月8日閲覧。
  9. ^ a b 世界大百科事典 第2版『万歳』 - コトバンク、2012年8月8日閲覧。
  10. ^ a b 世界大百科事典 第2版『春駒』 - コトバンク、2012年8月8日閲覧。
  11. ^ a b デジタル大辞泉『鳥追い』 - コトバンク、2012年8月8日閲覧。
  12. ^ 世界大百科事典 第2版『大黒舞』 - コトバンク、2012年8月8日閲覧。
  13. ^ 世界大百科事典 第2版『獅子舞』 - コトバンク、2012年8月8日閲覧。
  14. ^ デジタル大辞泉『ちょろけん』 - コトバンク、2012年8月8日閲覧。
  15. ^ デジタル大辞泉『厄払い』 - コトバンク、2012年8月8日閲覧。
  16. ^ 世界大百科事典 第2版『節季候』 - コトバンク、2012年8月8日閲覧。
  17. ^ 大辞林 第三版『歌祭文』 - コトバンク、2012年8月8日閲覧。
  18. ^ 世界大百科事典 第2版『鉢叩』 - コトバンク、2012年8月8日閲覧。
  19. ^ 『江戸ばなし. 其2』三田村鳶魚、大東出版社、昭和18
  20. ^ a b デジタル大辞泉『法界屋』 - コトバンク、2012年8月9日閲覧。
  21. ^ 百科事典マイペディア『チョンダラー』 - コトバンク、2012年8月9日閲覧。


「門付」の続きの解説一覧

門付

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/29 22:09 UTC 版)

大夫」の記事における「門付」の解説

歳・猿まわしも含む)等の門付芸人対す呼び方

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門付

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/16 01:29 UTC 版)

春駒」の記事における「門付」の解説

獅子舞同様、予祝のための正月門付け芸のひとつであった正月各戸回り、馬の首の形をしたもの持ったり、また、これにまたがったりして歌い踊ることや、それによって金銭などを受け取芸人指した。『故事要言』には、年の初めに馬を作って、頭にかぶって歌い舞う、とあった。江戸時代においては非人などに許され物貰いの芸のひとつだが、正月祝いとして芸者役者などによって座敷舞台で舞われ新年踊りとしても各地広まった由来は、白い馬(駒)を見て邪鬼祓う平安時代宮中正月行事白馬節会あおうまのせちえ)」(陰暦正月7日左右馬寮から白馬紫宸殿の庭に引き出し天覧する宴)にちなんだものと言われる語源としては、元は春になり、放し飼いにする馬のことを言う。 幕末武士内藤鳴雪正月春駒の門付の様子を以下のように描写している。「そのうち新年になった春駒というものが来る。これは馬の頭に鈴をつけ、それに手綱をつけて打振り振り三味線囃し、それが済むと、ちょっとした芝居一くさりをする、私の所ではこの春駒によく銭をやるので、度々来て芸をした。この春駒の中で、金三といって美男であり芸も多少勝れている者があった。下女などは『金さん金さんといって後を追うてよそで芸をするのまで見た。後にこの金三郎が、尾上多見蔵認められて、本当役者になり、やがて名代になって市川市十郎名乗った。(後略)」

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