フレーム構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/04 08:16 UTC 版)
STM-1フレームは、 SDH (Synchronous Digital Hierarchy)の基本的な伝送形式に基づいている。 STM-1フレームのバイト指向構造は、9行270列のバイトで、合計2,430バイト(9行* 270列= 2430バイト)である。 各バイトは64kbit / sチャネルに対応する。 TOH :輸送オーバーヘッド( RSOH + AU4P + MSOH ) MSOH: Multiplex Section Overhead RSOH: Regeneration Section Overhead AU4P: AU-4 Pointers VC4 :仮想コンテナ4ペイロード( POH + VC-4 Data ) POH: Path Overhead
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フレーム構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 08:40 UTC 版)
「High-Level Data Link Control」の記事における「フレーム構造」の解説
フレームデリミタを含むHDLCのフレーム構造は以下のようになっている。 フレームデリミタ(0x7E)アドレスコントロール情報FCS(任意のフレームデリミタ(0x7E))8ビット 8ビット 8ビット もしくは 16ビット 可変長, 0もしくは8の倍数ビット 16ビット 8ビット 末端のフレームデリミタは、次のフレームの始めのフレームデリミタを兼ねている(なくてもよい)。また、制御専用のフレームと非番号制フレームは情報部を持たない。 アドレス部には送信側と受信側で共有する簡易的なアドレスが刻まれる。HDLCは通常、通信を統制する端末(1次局)と1次局からの通信命令を受ける端末(2次局)に分かれ、基本的にアドレス部にはこの2次局の簡易アドレスが書き込まれる。通常この部分は8ビットだが、16ビットに拡張したものも規格化されている。 コントロール部にはフレームの役割を指定する制御情報が書き込まれる。 フレーム形式\ビット12345678情報フレーム 0 送信順序番号 P/Fフラグ 受信順序番号 制御専用フレーム 1 0 2ビット制御符号 P/Fフラグ 受信順序番号 非番号制フレーム 1 1 モード番号1 P/Fフラグ モード番号2 送信・受信順序番号には0〜7の番号が入り、1フレーム送信・受信するごとに1ずつ増えていく。フレームはある程度まとめて伝送することになるため、受信時に順序が入れ替わっても順序番号を基準に整列しなおすことができる。 制御専用フレームの制御符号は2ビットなので4種類あり、00(0)で受信可能、01(1)で受信不能、10(2)で伝送に失敗したフレーム群の再送要求、11(3)で伝送に失敗したフレームのうち、特定のフレームの再送要求を表す。 非番号制フレームはモード番号1・2の切り替えによってさまざまな機能を実現し、指令と返送で合計23種類の機能を切り替えることができる。 P/Fフラグは、制御専用フレーム・非番号制フレームのうち、返送を要求するものの場合、またはその返送である場合にのみ1が入る。その他の場合は全て0となる。 コントロール部は8ビットが基本だが、アドレス部と同じく16ビットのものも規格化されている。さらに、32ビットのコントロール部を持つ規格が2つ、64ビットのものが1つ規格化されている。 情報部には伝送すべきデータが書き込まれる。このデータに関する規定はないが、通常伝送される情報は8の倍数ビットになる。これは電話、テレタイプの長距離デジタル伝送装置が8ビットずつ伝送しているのにHDLCが適応した結果である。これによりHDLCは効率的にバイナリデータを送受信できる。 FCSは(Frame Check Sequence:フレームチェックシーケンス)の略でパリティチェックより洗練された方法であり、CRCによるデータのエラー検出と訂正を行う。ISO/IEC 13239ではCRCの生成多項式として x 16 + x 12 + x 5 + 1 {\displaystyle x^{16}+x^{12}+x^{5}+1} を用いることが規定されている。なお、CRC-32によるCRC符号の生成も規格化されており、そちらでは x 32 + x 26 + x 23 + x 22 + x 16 + x 12 + x 11 + x 10 + x 8 + x 7 + x 5 + x 4 + x 2 + x + 1 {\displaystyle x^{32}+x^{26}+x^{23}+x^{22}+x^{16}+x^{12}+x^{11}+x^{10}+x^{8}+x^{7}+x^{5}+x^{4}+x^{2}+x+1} を使う。
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