sn比とは? わかりやすく解説

エスエヌ‐ひ【SN比】


SN比 【Signal to Noise ratio】

信号強さ雑音強さの比(S/N)で、信号対雑音比ともいう。通常、その比をデシベルで表す。電子回路においては微小な信号を扱うことが多いが、この場合信号レベルそのものよりも信号に対して雑音どのくらいであるかが重要となることが多い。SN比が大であることは、信号に対して雑音が十分小さいことを表す。

S/N比(S/N)

Sはシグナル、Nはノイズ。すなわち信号に対する雑音の割合をいう。アンプの雑音レベルはほぼ一定なので、入力信号レベルによってS/N比の数値は変る。相対的にノイズ最小となる定格出力時の値を示すのが普通。

(執筆:オーディオビジュアル評論家 高津修)
※この情報は「1999~2002年」に執筆されたものです。


SN比

読み方エスエヌひ
別名:DU比
【英】Signal-to-Noise ratio, Desired to Undesired signal ratio

SN比とは、音源音響機器に通すことによって生じた雑音レベルを、信号シグナル)と雑音ノイズ)との比率によって表した単位のことである。デシベルdB)の単位で表す。

SN比の示す値が大きいほど雑音少なく低ければ雑音影響が多い。主に音声信号通信するシステムで、雑音によるシステムへの影響入出力の状態などを評価する際に用いられる。あるいは、元データ対す不純な信号混入という意味で、映像の画質などを表す際にも同じくSN比が用いられる場合もある。

SN比と同じものを示す表現として、「DU比」(Desired to Undesired signal ratio)という呼び名がある。また、信号がとくに搬送波キャリア)である場合には、SN比の代わりにCN比」(Carrier to Noise ratio)という呼び名用いられる場合もある。

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SN比

英語 SN ratio

信号(S)雑音(N)の比。信号大きさ雑音大きさ割ったもの。この比が大きいほど雑音少なく音質クリアになる。また電気通信では通信情報品位向上する単位デシベル(dB)で表す。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

SN比(signal-noise ratio)

SN比(signal-noise ratio) 信号量Sと雑音量Nの比S/N比較する量は電圧電力などで伝送系の一点の値をとることが多い。ふつうデシベル単位で表す。ADコンバータでのSN比とは、デジタル変換したときに生じた量子化ノイズのうち信号帯域内にあるノイズ電力(N)デジタル化された信号電力(S)との比である。したがって変換ビット精度通常、何ビットと表す)と同じ意味を持つ。約6デシベル1ビット相当する

S/N比

読み方えすえぬひ

SignalNoise比率のことをいい、音声映像の質を表す。これが高ければ高音質高画質ということになる。単位dB(デジベル)。

SN比

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/17 15:06 UTC 版)

SN比(エスエヌひ)は、通信理論ないし情報理論あるいは電子工学などで扱われる値で、信号 (signal) と雑音 (noise) のである。


  1. ^ Denki denshi keisoku kogaku.. Masasumi Yoshizawa, Norio Furuya, Keiko, Denki denshi kogaku Fukuda, Takumi Yoshimura, 昌純 吉沢, 典雄 降矢. Koronasha. (2020.3). ISBN 978-4-339-01215-6. OCLC 1146562519. https://www.worldcat.org/oclc/1146562519 
  2. ^ 田口玄一 編 『統計解析』丸善、1966年。 



SN比

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 08:17 UTC 版)

マイクロフォン」の記事における「SN比」の解説

信号Signal)とノイズNoise)の比率単位dB。この値が大きいほど、ノイズ割合低く秀である。値が小さいほどノイズ少ないとみなす「等価雑音レベル」とは異なる。

※この「SN比」の解説は、「マイクロフォン」の解説の一部です。
「SN比」を含む「マイクロフォン」の記事については、「マイクロフォン」の概要を参照ください。


SN比

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/03 14:55 UTC 版)

ノイズ」の記事における「SN比」の解説

詳細は「SN比」を参照 信号の量を雑音の量で割った比を、SN比と呼ぶ。それぞれの「量」は分散電力)で定義される。 SN比が高ければデータ伝送対すノイズ影響小さい。低ければノイズ影響大きく通信効率悪くなる

※この「SN比」の解説は、「ノイズ」の解説の一部です。
「SN比」を含む「ノイズ」の記事については、「ノイズ」の概要を参照ください。

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