コアマモ Zostera japonica Aschers. et Graebn
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からだは細長い葉と地下茎からなり,砂泥域に地下茎を伸ばして生育する雌雄同株の多年生の草本(種子植物)である。葉はアマモより細く,葉脈(平行脈,維管束)は2~3本であり,葉の先端はわずかに尖り,葉の縁辺にはスガモやエビアマモのような鋸歯を持たない。アマモよりもやや塩分の低い海域や河口域に多く生育する。
属名のZosteraは女性名詞で,細長い葉形の特徴を表すギリシャ語のzoster(帯,ベルト)に由来する。種小名「japonica」は女性形で,「日本の」の意味。
コアマモ
(Zostera japonica から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/07 14:43 UTC 版)
コアマモ(小甘藻、小海藻、学名:Zostera japonica)は、アマモ科(新エングラー体系ではヒルムシロ科)アマモ属に分類される海草の一種である。浅海域に生育するが藻類ではなく種子植物(顕花植物)の仲間である。
- ^ a b 横田昌嗣 「コアマモ」 『改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物(菌類編・植物編)-レッドデータおきなわ-』、沖縄県文化環境部自然保護課編 、2006年、185-186頁。
- ^ 鹿児島県環境生活部環境保護課編 『鹿児島県の絶滅のおそれのある野生動植物-鹿児島県レッドデータブック植物編-』 財団法人鹿児島県環境技術協会、2003年、571頁、ISBN 4-9901588-1-4。
- ^ 当真(1999年)によると5時間以上空気中に葉が露出しても枯死しない。
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