Yamaha SDR 200とは? わかりやすく解説

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ヤマハ・SDR

(Yamaha SDR 200 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/03 05:35 UTC 版)

SDR
基本情報
排気量クラス 軽二輪
メーカー ヤマハ発動機
車体型式 2TV
エンジン 195 cm3 
内径×行程 / 圧縮比 66 mm × 57 mm / 5.9:1
最高出力 34ps/9000rpm
最大トルク 2.8kg-m/8000rpm
乾燥重量 105 kg
      詳細情報
製造国 日本
製造期間 1987年 - 1988年
タイプ ネイキッド
設計統括
デザイン
フレーム 鋼管ダブルクレードルフレーム[1]
全長×全幅×全高 1945 mm × 680 mm × 1005 mm
ホイールベース 1335 mm
最低地上高 160 mm
シート高 770 mm
燃料供給装置 キャブレター (TM28SS)
始動方式 キックスターター
潤滑方式 分離給油
駆動方式 チェーン
変速機 ドグクラッチ式シーケンシャルトランスミッション6速
サスペンション テレスコピック
モノクロス
キャスター / トレール 25.5° / 91 mm
ブレーキ 油圧シングルディスクブレーキ
油圧シングルディスクブレーキ
タイヤサイズ 90/80-17 46S
110/80-17 57S
最高速度 140km/h
乗車定員 1人
燃料タンク容量 9.5 L
燃費 58 km/L
カラーバリエーション アップルレッド

メルティンググリーン

シャイニーブラック
本体価格 379,000円
備考
先代
後継
姉妹車 / OEM
同クラスの車
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SDR(エスディーアール)は、かつてヤマハ発動機が製造販売していた200ccオートバイ普通自動二輪車)である。

車両型式は2TVで車台番号は2TV-000101から生産された。

概要

SDRは1987年7月に発売された。レーサーレプリカ全盛の時代にヤマハが操る楽しさを提案したライトウェイトスポーツであった[2]しかし絶対的パワーは二気筒モデルには及ばず、当時のバイクユーザーの高性能志向から外れていたため人気が出ず[要出典]1988年頃に製造が終了した。生産・販売期間は短かったものの近年では車体デザインやコンセプトを再評価する意見も多い。

乾燥重量105kgの軽量な車体にDT200R(37F)用をベースにクランクケースリードバルブへと変更を加えた最高出力34 ps水冷2ストローク単気筒エンジンを搭載している。同社のRZ250の初期型(乾燥重量139kg、最高出力35ps)と比較するとパワーウェイトレシオがRZ250は3.97kg/psで、SDRは3.08kg/psとなり、SDRの方が1kg近く優秀であった。

このバイクの外観的な特徴であるメインフレーム、スイングアームは細い鋼管を組んだトラス構造で、その上にニッケルスズコバルトを用いたTC(Triple Composit)メッキがかけられている。シート下のアルミ製エアクリーナ・ボックスはサイドカバーおよびフレームの剛性部材の一部を兼ね、電装やオイルタンクはタンク下、テールカウル内にそれぞれ格納されている。リアサスペンションは現在のネイキッドに多く見られるツインショックではなく、軽量化のためモノショックを採用。

そのコンセプトのため積載量は最低限まで削られており、排気量200ccの車両だが乗車定員は1名で、二人乗りの装備(タンデムシート、ステップ)はオプションとしても用意されていない。

エンジン周りの部品についてはベースとなったDT200R(37F)のものとは形式が異なり互換性はないが、DT200R後期型(3ET)やDT125R後期型(3FW)やTZR125にクランクケースが流用されており、こちらとはある程度の互換性がある。

メーカー純正仕様ではタコメーターが装備されず、純正オプション装備としても用意されていない。

主要諸元

注釈

  1. ^ エンジン下に脱着可能なアンダーフレームを持つ
  2. ^ YAMAHA SDR(1987) - MotoRIDE(バイクブロス)・2016年7月1日

外部リンク


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