嵐が丘(1970)とは? わかりやすく解説

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嵐が丘(1970)

原題:Wuthering Heights(1970)
製作国:アメリカ
製作年:1970
配給:東和配給
スタッフ
監督:Robert Fuest ロバート・フュースト
製作:Samuel Z. Arkoff サミュエル・Z・アーコフ

James H. Nicholson ジェームズ・H・ニコルソン
製作総指揮:Louis M Heyward ルイス・M・ヘイワード
原作:Emily Bronte エミリー・ブロンテ
脚本:Patrick Tilley パトリック・ティリー
撮影:John Coquillon ジョン・コキロン
音楽:Michel Legrand ミシェル・ルグラン
プロダクション・デザイン:Philip Harrison フィリップ・ハリソン
編集:Ann Chegwidden 
衣装(デザイン):Evelyn Gibbs イヴリン・ギブス
字幕:清水俊二 シミズシュンジ
キャスト(役名
Anna Calder Marshall アンナ・カルダー・マーシャル (Catherine
Timothy Dalton ティモシー・ダルトン (Heathcliff)
Ian Ogilvy イアン・オギルビー (Edgar
Hilary Dwyer ヒラリー・ドワイヤー (Isabella
Harry Andrews ハリー・アンドリュース (Mr. Earnshaw)
Julian Glover ジュリアン・グローヴァー (Hindley)
Hugh Griffith ヒュー・グリフィス (Dr.Kenneth)
解説
英国女流作家エミリー・ブロンテ不朽の名作嵐が丘』の再映画化。この作品製作総指揮ルイス・M・ヘイワード、製作はサミュエル・Z・アーコフジェームズ・H・ニコルソン監督ロバート・フュースト脚本パトリック・ティリー撮影ジョン・コキロン音楽ミシェル・ルグランそれぞれ担当出演アンナ・カルダー・マーシャルティモシー・ダルトンハリー・アンドリュースイアン・オギルビーヒラリー・ドワイヤージュリアン・グローヴァーヒュー・グリフィスなど。
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
北イングランドヨークシャー地方特有のヒースの花が咲きにおう野原一角で、ひとりの若い女葬儀しめやかにとり行われていた。黒い参列者の一群から離れてただひとり、この様子をじっと見つめる馬上の男がいた。彼の名はヒースクリフティモシー・ダルトン)。埋葬された女とは、決し消し去ることのできない過去があった。…もう何年も前のことだったか。ヒースクリフ幼いころから好きだったキャシーアンナ・カルダー・マーシャル)と、永遠の愛誓い合ったのだった孤児だったヒースクリフ幼いころキャシーの父アーンショー氏(ハリー・アンドリュース)に拾われ、“嵐が丘”と呼ばれる氏の館で家族同様に育てられたのだ。キャシーとは特に気が合い、いつも一緒だった。そんな生活も父の死とともに一変した新しい“嵐が丘”の主人公となったキャシーの兄ヒンドリー(ジュリアン・グローヴァー)は、父に愛されていたヒースクリフ憎み下男同様に扱ったが、そんな辛さキャシー愛で報われるのだったある日ふとしたことで、キャシー近隣に住むリントン家のエドガーイアン・オギルビー)と知り合い、その優雅なハンサムぶりに心を奪われた。粗野なヒースクリフ対照的なエドガーに、年頃の娘らしい気持動いたとしても当然だった。もちろんキャシー裕福なエドガーの金を利用してヒースクリフ救ってやるつもりだったのだが、そんな配慮を知るはずもないヒースクリフは、絶望怒りのあまり“嵐が丘”を去った復讐誓って3年後、妻に死なれたヒンドリーの生活は荒みきっていた。その彼の前にヒースクリフは再び現われた。それも成功した立派な紳士の姿で。彼は巧みにヒンドリーの身代手中に収めると、エドガーの妹イザベラヒラリー・ドワイヤー)に近づき、妻にした。キャシー愛するがゆえの憎しみからとはいえあまりに激しく悲しいヒースクリフ怒りだった。彼の激情の渦の中でキャシーは身ごもったま病い倒れ高熱浮かされながらヒースクリフの名を呼んだ新しい墓を掘り返しながら、ヒースクリフは叫ぶ、「俺がいくまで待っててくれ!」。いつの間にキャシー目の前にほほえんでいた。それは幻覚かもしれなかった。酒に酔ったヒンドリーの拳銃重傷負ったヒースクリフは、最後の力をふりしぼって2人だけの秘密の場所黒い岩穴”に向かうのだった



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