Sonata K.22 L.360とは?

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スカルラッティ, ドメニコ:ソナタ ハ短調

英語表記/番号出版情報
スカルラッティ, ドメニコソナタ ハ短調Sonata K.22 L.360

作品解説

執筆者: 丸山 瑶子

ソナタ K1. - K.30について
 スカルラッティ鍵盤のためのソナタのうち、概ね推定される作曲年代基づいて番号付けされたカークパトリック番号K. 1から30まではEssercizi per Gravicembaloとして出版され、騎士階級下賜された返礼として、ポルトガル王ジョアン5世献呈された。(なおこの曲集は一般的にチェンバロのための練習曲集と訳され、またスカルラッティ鍵盤楽器のための作品は主にチェンバロ用と推定されているが、研究現状では、チェンバロ以外の鍵盤楽器が完全に想定外であるかははっきりしていない。)これは生前唯一作曲家自身出版した曲集で、その序文作曲家自身による真正文書資料としての価値を持つ。
 序文では、曲集が演奏技法修練目的としていることが示唆され、彼が音楽教師として仕えたマリア・バルバラの日々練習用という実用的目的で書かれたと推測できる。作曲年代に関しては、Esserciziはかなり前に書かれたソナタ推敲したものとして、多く研究者早期作曲年代主張しているが、結論未だにていない
 全30曲の配列発展的学習を可能とするもので、後の作品になるほど長く難しくなるよう並べられている。形式2部形式基本とする。また作品冒頭両手の短い模倣となるのはスカルラッティソナタ典型的で、多く場合模倣となるのは作品残り部分の主要素材と見たところは関連が薄いと思われる音形である。
 なお序文には曲集全体音楽内容触れ言葉もあるが、その解釈については、序文謙遜建前入りやすい文章であることも手伝って、繰り返し議論されている。

K. 22 Allegro

各半部分前半構成は、両手高音密集する前半部と低音オクターヴ跳躍する後半部、前半部の平行3度などによる両手同一方向への進行後半部における16分音符下行8分音符の上行というように、互いに対照的である。また高音への密集状態から低音域の拡大オクターヴ移動した楽節繰返しといった音域対照や、忙し両手交替作品特徴づけている。





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