Sigismund Thalbergとは? わかりやすく解説

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タールベルク

【英】:Thalberg, Sigismund

2011年5月 執筆者: 上田 泰史 

 1812年1月8日ジュネーヴ生まれる。彼はモーリツ・ディートリヒシュタイン伯爵ヴェッツラー男爵夫人という高貴な身分男女落胤と云われている。10歳ウィーン訪れ宮廷オペラ楽団ファゴット奏者手ほどき受けたのち、作曲理論大家S. ゼヒター著名なピアニスト作曲家フンメルチェルニー師事。「難なく」最高の演奏技術修得したタールベルクは、14歳ときにはサロン寵児となり16歳最初作品出版したパリ最初にステージ立ったのは1834年のことである。
 1836年、彼はパリ音楽院ホール聴衆の耳を釘づけにし、センセーション巻き起こしたジャーナリズムリスト比較してタールベルクを賞賛し、なかば意図的に両者ライバル仕立て上げようとしたために、スイス滞在していたリストパリ駆け付けることとなった二人競争はやがて37年有名なベルジョイオーゾ王妃サロン行われた「決闘」発展した

2008年12月 執筆者: 齊藤 紀子

学習師事歴作品その手法ピアニストとしてのタールベルク1.学習師事歴

 スイス生まれ作曲家貴族の出だが、私生児として生まれた考えられている。
 10歳時にウィーン外交官になるための準備教育と共に音楽学んだ音楽基本的な手ほどきをしたのは、宮廷歌劇場ファゴット奏者ミッタークである。音楽理論ジーモン・ゼヒターに、ピアノフンメル師事したその後パリにてJ. P. プクシスとフレデリック・カルクブレンナーに、ロンドンにてモシェレスにも師事している。

2.作品その手法

 16歳時に最初作品出版している。ヴィルトゥオーソ慣習従い、自ら演奏するために、当時オペラアリアに基づくファンタジア数多く作曲したその際メロディーピアノ中音域に配置し、その上下に対位声部おいたり和声づけを施す手法多用されている。

WANGERMEE,Robert.
「タールベルク,ジーギスモント(・フォルテュネ・フランソワ)」『ニューグローブ世界音楽事典茂木一衛日本語訳),第10巻313314頁.

ピアノ独奏曲

室内楽

管弦楽ピアノ




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