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倉金章介

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/16 02:52 UTC 版)

倉金 章介(くらかね しょうすけ、本名:倉金 虎雄〈くらかね とらお〉、1914年2月13日 - 1973年8月25日)は、日本漫画家出版美術家連盟会員[1]。『あんみつ姫』の作者として知られる[2]


注釈

  1. ^ 高見澤潤子の著書では、「章介は、父母を早くなくして、男まさりの姉に育てられた。」と書かれているが[9]、倉金の回想ではここで母が出てくる。
  2. ^ 高見澤潤子の著書によると、田河に弟子ができるのは、1931年に連載を開始した『のらくろ』がブームになってからで、一番弟子は杉浦茂である[10]。杉浦は、1932年4月1日に弟子入りしており、倉金の弟子入りは自分とほぼ同時[11](ほんの数日の違い[12])であったと語っている。また、倉金は1968年の2月に発行された郵政省機関誌のなかで、田河に手紙を送った時のことを「三十五年も前の話」と書いている[8]。しかしながら、1930年に上京したとする資料もある[5]
  3. ^ 倉金によると、内弟子だった期間は「一年半くらい」[6]。高見澤は、「二年ほど私たちといっしょに暮らした」と書いている[10]
  4. ^ これ以前に雑誌に掲載された作品が無かったというわけではない[4][15]
  5. ^ 受賞作品は「漫画(二十七年中の全作)」となっている。
  6. ^ 『どりちゃんバンザイ』を広告漫画とする資料もあるが[14]、連載の内容は「どりこの」とほぼ無関係である[39]
  7. ^ 1954年6月号で一旦最終回を迎えたが、『ゲラ.シク.プン物語』終了後の1954年12月号より連載を再開している。

出典

  1. ^ a b c d 『人事興信録』第27版、人事興信所、1973年、く72頁。
  2. ^ 倉金章介』 - コトバンク
  3. ^ 松岡 2016, p. 188.
  4. ^ a b c d e f g 石田千 「懐かしの「少年倶楽部」「少女倶楽部」「幼年倶楽部」を飾った 忘れえぬ昭和漫画史の異能・異才30人 おもしろ列伝」『現代』1月号、2004年、261、266頁。国立国会図書館書誌ID:b00008162278
  5. ^ a b c 梅沢圧亮「著者略年譜」『講談社漫画文庫 あんみつ姫(上)』倉金章介、講談社、1976年、106頁。
  6. ^ a b c d e f g h 倉金章介「ぼくの少年時代」『少年クラブ 昭和26年 9月号』大日本雄弁会講談社、1951年、84-85頁。NDLJP:1798703
  7. ^ 『倉金 章介』 - コトバンク
  8. ^ a b c 倉金章介「手紙と人生(151)ファンレター」『郵政 昭和43年 2月号』郵政弘済会、1968年、21頁。NDLJP:2809448
  9. ^ a b c 高見澤 1983, pp. 133–136.
  10. ^ a b 高見澤 1991, pp. 144–147.
  11. ^ ペップ出版 1988, pp. 155–158.
  12. ^ ペップ出版 1988, p. 36.
  13. ^ 高見澤 1991, p. 155.
  14. ^ a b 宮島 2012, pp. 97–100.
  15. ^ 『別冊太陽 子どもの昭和史 昭和元年-二十年 名作コミック集』平凡社、1989年、162頁。ISBN 4582942326 
  16. ^ a b c ペップ出版 1988, pp. 186–188.
  17. ^ 松岡 2016, p. 171.
  18. ^ 杉浦 2002, p. 38
  19. ^ a b c 講談社 1989, pp. 276–277.
  20. ^ a b c d e f 倉金章介「楽しい思い出」『少年漫画劇場』第5巻、筑摩書房、1971年、312-313頁。ASIN B00KNPFZBQ
  21. ^ 「著者略歴」『あんみつ姫 サラ文庫10』倉金章介、二見書房、1976年。
  22. ^ a b c d 小学館漫画賞事務局 2006, p. 27.
  23. ^ 朝日新聞』1953年10月28日付東京朝刊、6頁。
  24. ^ 長谷邦夫『ニッポン漫画家名鑑 --漫画家500人のデータブック』データハウス、1994年、129頁。ISBN 4887181965 
  25. ^ a b 高見澤 1983, p. 147.
  26. ^ 高見澤 1983, p. 152.
  27. ^ ペップ出版 1988, p. 37.
  28. ^ ペップ出版 1988, p. 109.
  29. ^ a b c 杉浦 2002, pp. 65–71
  30. ^ a b c 「モデルはだれでしょう 人気漫画のタネあかし」『週刊娯楽よみうり 12月23日号』読売新聞社、1955年、14-15頁。NDLJP:3553476
  31. ^ 斉藤 2002, pp. 109–110
  32. ^ a b 松岡 2016, p. 184.
  33. ^ 高見澤潤子『長く生きてみてわかったこと』大和書房、1998年、164-165頁。ISBN 4479011145 
  34. ^ 尾崎秀樹「あんみつ姫」『小さい巨像』朝日新聞社、1974年、49頁。
  35. ^ 黒崎勇「戦後まんが主人公列伝7 あんみつ姫」『COM 1967年 7月号』虫プロ商事、1967年、205頁。
  36. ^ 木本至『雑誌で読む戦後史 新潮選書』新潮社、1985年、207頁。ISBN 4106002914 
  37. ^ あんみつ姫 - ドラマ詳細データ -”. テレビドラマデータベース. 2018年10月9日閲覧。
  38. ^ 松岡 2016, p. 173.
  39. ^ 松岡 2016, pp. 188–189.
  40. ^ a b c d 竹内オサム「漫画家による絵本-主婦之友社のシリーズ」『はじめて学ぶ日本の絵本史II-15年戦争下の絵本-』、鳥越信 編、ミネルヴァ書房、2002年、113頁、ISBN 4623033163 
  41. ^ 松岡 2016, p. 183.
  42. ^ アジ歴ニューズレター第16号 関連資料の所在情報 シンガポール国立図書館”. アジア歴史資料センター. 2019年1月3日閲覧。
  43. ^ 鈴木静夫、横山真佳『神聖国家日本とアジア―占領下の反日の原像』勁草書房、1984年、169頁。ISBN 4326350539 
  44. ^ 日高 2004, p. 127.
  45. ^ 日高 2004, p. 284.


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