シューマン
ピアノ作品を通してみるシューマンの生涯
シューマンの幼少年時代
シューマンが生まれたのは1810年6月8日、ザクセンのツヴィッカウという小さな町で、父フリードリヒ・アウグストとヨハンナの間の4男1女の子供たちの末子として生まれた。
父フリードリヒ・アウグストは書籍出版・販売業を営んでおり、その関係でシューマンの兄のエドゥアルト、カール、ユーリウスも書籍業を営むことになり、このような中でシューマンは、幼い時期から数多くの文学書に囲まれる生活環境にあった。父は文学をこよなく愛し、優れた文学書を刊行するだけではなく、今日の文庫本の刊行を手がけたことでも知られる。母親のヨハンナは音楽を愛好し、その関係から彼は早い時期から音楽に親しみ、シューマンの音楽熱はこの母親から受け継いだと見られる。
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