RR
転がり抵抗。車両が水平路面を転がるときの抵抗である。ほとんどがタイヤの転勤抵抗であり、ほかにブレーキ引きずり抵抗、車輪軸受けの回転抵抗、デフの油攪拌や軸受け回転抵抗などが含まれる。空気抵抗は含まない。転がり抵抗(R)=転がり抵抗係数(μr)x車重(W)で、μrは、0.01~0.015である。
転がり抵抗
平坦路を一定速度で走行するときの抵抗(走行抵抗)から空気抵抗を除いたものをいう。空気抵抗が速度の2乗に比例するのに対し、転がり抵抗は速度の影響は小さく車両重量に比例する。転がり抵抗はタイヤ(構造、パターン、ゴム質、空気圧)、ブレーキ(引きずり)、駆動系(フリクション、オイルかき混ぜ)などからなる。燃費性能への影響が大きく、近年タイヤの転がり抵抗低減の取り組みが活発となり、タイヤの主要な性能指標とされている。
転がり抵抗
(Rolling resistance から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/05 01:00 UTC 版)
転がり抵抗(ころがりていこう、英: Rolling resistance)は、ボールやタイヤなどの球や円盤、円筒状の物が転がるときに、進行方向と逆向きに生じる抵抗力。転がり抗力(Rolling drag)ともいう。
- ^ a b 株式会社ブリヂストン 編『自動車用タイヤの基礎と実際』山海堂、2006年。ISBN 4-381-08856-5。
- ^ 横浜ゴム株式会社 編『自動車用タイヤの研究』山海堂、1995年、pp.151-176頁。ISBN 4-381-10072-7。
- ^ JATMA (2009年1月26日), “タイヤが自動車燃費に与える影響について”, 低燃費タイヤ等普及促進協議会 第一回 配付資料
- 1 転がり抵抗とは
- 2 転がり抵抗の概要
- 3 関連項目
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