Poème-Nocturne Op.61とは? わかりやすく解説

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スクリャービン(スクリアビン):詩曲、夜想曲

英語表記/番号出版情報
スクリャービンスクリアビン):詩曲、夜想曲Poème-Nocturne  Op.61作曲年: 1911-12年  出版年1913年  初版出版地/出版社: Édition russe de musique 

作品解説

2008年5月 執筆者: 齊藤 紀子

 1911年から翌年にかけて作曲されたこの作品は、前作詩曲との間に7年もの歳月がある。しかし、この間には《ピアノ・ソナタ 第5番》や《法悦の詩》、《プロメテウス――火の詩》等、他の曲種における円熟した作品作曲されている。また、スクリャービン人付き合いは、音楽家よりもむしろロシア象徴主義立場をとる詩人評論家との間にみられるようになり、1908年には神智学協会入会している。
 この曲は、単一楽章ソナタ形式構成とっている。冒頭を形づくる神秘和音「変二音-ヘ音ト音変ロ音-変ハ音-重変ホ音-変ホ音」がほぼ前曲を通じて用いられる。この曲では、スクリャービン作品における「神秘」を垣間見ることのできるものとして、フランス語による細やかな表記挙げられる。以下に、順を追ってその翻訳掲載する

気まぐれ優雅さと共に」→「軽やかに活き活きと」→「動く影のごとく」→「はっきりとしないつぶやきのごとく」→「眠っている官能喜びと共に」→「すきとおった真珠のように」→「憔悴して気だるく」→「夢の中であるかのごとく」→「次第情熱的に」→「突如ものうげに」→「澄みきって」→「魅惑的に」→「生成され始めた情熱と共に」→「甘美に、ものうげに」→「柔らかく澄みきって」




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