PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)
DNAやRNAの特定の部分を増幅する方法。プライマーと呼ばれる短いDNA断片を鋳型となる核酸にアニールし、ポリメラーゼで連鎖的に伸長する。微量の鋳型からでも増幅でき、反応が2時間程度と短時間であるため、遺伝子工学研究では必要不可欠な技術となっている。
PCRがかからない場合に
PCRに必要な要素
その他のチェック
ダイマーチェック
プライミング部分の安定性
PCRで用いるポリメラーゼは、プライマーの3'末端で酵素/DNA複合体を形成し、鎖延長をはじめます(プライミング)。3'末端の安定性を上げるために3'末端がGCペアであることが好ましいと言われています。
マルチクローニングサイト
プライマーダイマー
PCR反応でのプライマーは鋳型DNAに比べて高濃度に存在するため、配列によってはプライマー同士でアニーリングしてしまいます。安定な二本鎖DNA(プライマーダイマー)が形成してしまうと、そのDNA断片だけが指数関数的に増幅されてしまい、目的のDNA断片が得られません。
分子間ダイマー形成
分子内ヘアピンループ形成
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