PC6001とは? わかりやすく解説

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PC-6001

PC-6001
CPU μPD780C-1+μPD8049
メモリ 16Kbyte
FD
HD
その他 テレビモニタ接続インタフェース256×192ドットカラー2色)/128×192ドットカラー4色表示ANK加えひらがな入力可能、カートリッジプログラム方式採用シンセサイザ機能三重和音)、テキストグラフィック画面合成機能、N60-BASIC搭載
価格 89,800円
時代背景
人気大関貴ノ花が、在位50場所の最長記録残して引退するアメリカでレーガンが第40代大統領就任し共和党政権成立する薬師丸ひろ子主演「セーラー服と機関銃」封切りとなる。 「IBM PC」が登場する
■製品背景
PC-8801同時に登場したのが、「パピコン」ことPC-6001。NECパソコンに、愛称がついた1号機ホビーパソコンなのに2個のCPU搭載しているのも、当時ユニークな設計として話題になった家庭テレビそのまま接続できる容易さと、現在のファミコンのようにプログラムカセット方式になっている手軽さ受けた
■コメント
友だちみたいなコンピュータ」というキャッチフレーズで、家庭に「パピコン」を持ち込んだユーザも多い。それまでのパソコンカラーが、グレイ基調としていたのに対し、PC-6001はキーボード一部派手なオレンジ色採用当時カタログには、「ごいっしょ楽しみながら、パソコン利用法探ってませんか?」と正直に書いてあるように、家庭でのパソコン利用は、まったくの暗中模索状態だった。「上下左右カーソル移動キー装備」…こんなことが、当時大きなアピールポイントだったのだ。

PC-6000シリーズ

(PC6001 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/07 01:01 UTC 版)

PC-6000シリーズは、日本電気 (NEC) の子会社である新日本電気(後のNECホームエレクトロニクス)が発売したパーソナルコンピューターである。


  1. ^ アスキー書籍編集部『みんながコレで燃えた! NEC8ビットパソコン PC-8001・PC-6001 永久保存版』アスキー、2005年、17頁。 
  2. ^ a b 「チップチューンのすべて All About Chiptune: ゲーム機から生まれた新しい音楽」 - ISBN 4-416-61621-X、ISBN-13:978-4-416-61621-5。
  3. ^ a b 日本電気社史編纂室『日本電気株式会社百年史』日本電気、2001年、655頁。 
  4. ^ 佐々木潤 2013, p. 9.
  5. ^ “日電、新日電低価格パソコン強化、7月1日から発売―漢字ROMなど装着。”. 日経産業新聞: p. 6. (1983年6月29日) 
  6. ^ a b c ASCII 1982年8月号, p. 64.
  7. ^ a b ASCII 1983年2月号, p. 27.
  8. ^ ASCII 1983年10月号, p. 160.
  9. ^ ASCII 1983年10月号, p. 154.
  10. ^ http://000.la.coocan.jp/p6/talk.html にて、μPD7752とTALKコマンドの説明がされている。
  11. ^ ASCII 1983年10月号, p. 156.
  12. ^ a b ASCII 1983年10月号, p. 157.


「PC-6000シリーズ」の続きの解説一覧

PC-6001

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/14 03:35 UTC 版)

PC-6000シリーズ」の記事における「PC-6001」の解説

1981年11月10日発売メーカー希望小売価格は89800円。 アイボリーブラウン基調とした筐体に、オレンジ色特殊キー群をアクセントとしたデザイン当時家庭用としては画期的ともいえるカラーのハイレゾグラフィック、ひらがな表示三重和音PSG音源、ジョイスティックインターフェース標準搭載などを特徴とし、パピコンの愛称付けられていた。標準添付マニュアル32ページ取扱説明書30ページのコマンドリファレンス「N60-BASIC活用表」のみで、それを補完する形でA4横開き284ページ教則本みんなで使おうBASIC」が2500円で別売された。 本体付随しているキーボードは、全てのキー横長直方体に近い形で、相互に離れて並んでいる独特の形状(いまでいうアイソレーションキーボード状)である。これは、アプリケーションごとにオーバーレイシート載せ替えて使うことを意図したものである。また、かなキーの横に赤いランプあり、か入力モード時に点灯する。なお、輸出用のPC-6001Aでは一般的なタイプライタキーボード採用した当時NEC社内での開発コードは「PCX-05」で、VDPモトローラのMC6847互換三菱電機製のM5C6847P-1とモジュレータ採用映像出力コンポジット映像信号およびテレビ接続用いたためあまり鮮明なものではなかった。しかし、『ポートピア連続殺人事件』等では2色モード時の色のにじみを逆手にとって表現力高めるというApple II等のソフトウェア使われたものと同様のテクニックがよく使われた。VRAM主記憶上に配置され最大2画面分もつことができた。うち1画面はテキスト専用である。なお、RAM拡張する最大4画面分もてた。当時としては珍しく画面ページ)を切り替えながら使えたキーボード上にページ切り替えボタン配置されている。画面数は、BASIC起動時How Many Pages?という入力要求に対してユーザー明示的に指定する。なおPC-8000シリーズPC-8800シリーズなどとは異なりテキストグラフィック重ね合わせはできず、グラフィックモードでの文字表示グラフィックとして描画されたが、文字表示が非常に遅くなる音声スピーカー内蔵しているほか、外部出力端子を持つ。 カートリッジスロットを1個持ちRAM32キロバイトまで拡張可能であるほか、カートリッジを3個まで接続可能とし背面にフロッピーディスクインターフェースを持つ「拡張ユニット」(PC-6011)、ディスク関係のBASIC命令強化や、CIRCLE/GET/PUT/RENUM/HEX$/BSAVE/BLOAD拡張なされた「N-60拡張ベーシック」(PCS-6001R)、5.25インチ片面密度143キロバイトの「フロッピーディスクユニット」(PC-6031)、音声合成ができる「ボイスシンセサイザー」(PC-6053) 等の接続が可能。フロッピーディスクドライブオプション拡張ユニット接続し基本のPC-6031および増設用のPC-6032で最大2台。 ジョイスティックインターフェースはD-sub9ピンでAtari_2600のピンアサインを拡張したものを採用ピン配列上は2トリガ分の入力端子があるが、BASIC命令対応しているのは1トリガだけである。 テレビCMでは「NECのパピコン」の名を前面出し家族で「ジャンケンポン、カセットポン♪」と順番に楽しむ使い方提案二次記憶装置などからの読み込みを必要とせず、挿入するだけで使えるROMカートリッジ供給されるソフトウェアによる、後のファミリーコンピュータMSX広まったような「気軽に使える家庭向けコンピュータ」をアピールしたCMでの家族父親役には川津祐介起用したすがやみつるによる子供向けパソコン入門漫画こんにちはマイコン」でもターゲット機種となった日本国外では北アメリカ大陸NEC TREK愛称でPC-6001Aを発売、またイラク国営メーカー、「Al Warkaa」がアラビア語版のPC-6001を発売

※この「PC-6001」の解説は、「PC-6000シリーズ」の解説の一部です。
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