織田勝長とは? わかりやすく解説

織田勝長

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/09 22:01 UTC 版)

織田 勝長(おだ かつなが)は、安土桃山時代武将織田信長の五男[2](もしくは四男[3][4])。幼名は御坊丸。「勝長」は『甲陽軍鑑』において見られる名で、史料で確認できる実名は、津田源三郎[5]、織田源三郎信房[6]。法名は林庭宗松。


  1. ^ a b c d e f g 丸島(2015)、p.195
  2. ^ 寛永諸家系図伝』など。通説では、信正は数えず、秀勝の後に置き、勝長を五男とする。
  3. ^ 『天正記』では羽柴秀勝を「第五男」としていることから。
  4. ^ a b 四男の秀勝は天正10年に15歳であったが、同年に没した勝長には源三郎勝良という子がいることは諸系図で一致しており、秀勝よりも年長であったと思われる[7]
  5. ^ 『信長公記』における本能寺の変の御討死之衆における表記。
  6. ^ 甲乱記[1]
  7. ^ 谷口 1995, p. 97.
  8. ^ 加藤護一 1926, p.152
  9. ^ a b 国民文庫刊行会 編「国立国会図書館デジタルコレクション 三河物語」 『雑史集』国民文庫刊行会、1912年https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1906666/115 国立国会図書館デジタルコレクション 
  10. ^ 大日本人名辞書刊行会 1926, p.502
  11. ^ a b おつやの方の再婚について信長は、周囲の者が驚くほど激怒したと伝えられている。天正3年に岩村城を織田軍が奪回した際に、秋山虎繁とおつやの方は信長によって逆さ磔にされ刑死している。また、秋山虎繁とおつやの方の婚姻を仲介したと伝えられる織田忠寛(掃部)も、後年不可解な理由で粛清されている。ただし粛清を命じたのは信長説とその子信雄説がある。
  12. ^ 『古今消息集』11月19日付遠藤加賀守殿宛信玄書状写
  13. ^ 加藤護一 1926, p.160
  14. ^ 『甲陽軍鑑』第39品
  15. ^ a b c d 太田牛一; 中川太古 『現代語訳 信長公記』〈新人物文庫〉(Kindle中経出版、2013年、280, 292, 294頁。 ASIN B00G6E8E7A
  16. ^ 丸島(2007)、pp.90 - 91
  17. ^ 丸島(2015)、p.433
  18. ^ 同時期の北条氏政は、対北条氏を目的とした佐竹氏と武田氏との甲佐同盟に対抗して、臣従という形で織田氏に同盟を申し出ており、これは信長に受け入れられている。
  19. ^ 柴田顯正 編「国立国会図書館デジタルコレクション 第壹節 家康諏訪原二股城等を降す 岩村城陷る」 『岡崎市史. 別巻中巻』岡崎市、1934年、178頁https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1170606/108 国立国会図書館デジタルコレクション 
  20. ^ 堀田正敦 編「国立国会図書館デジタルコレクション 織田氏」 『寛政重修諸家譜』 114巻https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2577406/48 国立国会図書館デジタルコレクション 
  21. ^ 国書刊行会 編「国立国会図書館デジタルコレクション 当代記」 『史籍雑纂. 第二』〈国書刊行会刊行書〉国書刊行会、1912年、36頁https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1912983/26 国立国会図書館デジタルコレクション 
  22. ^ 平山 2005.
  23. ^ 『諸士系譜』


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