マイク・グリーンウェルとは? わかりやすく解説

マイク・グリーンウェル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/26 04:29 UTC 版)

マイケル・ルイス・グリーンウェルMichael Lewis "Mike" Greenwell , 1963年7月18日 - )は、アメリカ合衆国ケンタッキー州ルイビル出身の元プロ野球選手内野手外野手[5] / 右投左打[6])、カーレーサー。愛称は「ザ・ゲーター」。


注釈

  1. ^ 打率・打点ともア・リーグ3位。
  2. ^ 当時は表彰タイトルだった。
  3. ^ 受賞者はホセ・カンセコオークランド・アスレチックス)。
  4. ^ 12.70打数に1三振で、現在のメジャーで三振が少ないことで知られるイチローでも、2013年までに9.82打数で1三振(8,605打数876三振)である。また、イチローの四球は544である。
  5. ^ 吉田は1996年10月に阪神への監督復帰が決定していた[17]
  6. ^ 「ジョー・スローバー」とも表記される[19]
  7. ^ このことを踏まえ[20]、ダイエー球団代表・瀬戸山隆三は『デイリースポーツ』記者からの取材に対し、「阪神は(スロバに)騙されている」と発言していた(同紙1997年3月10日付の紙面掲載)[21]
  8. ^ 町田達彦(『日刊スポーツ』記者)は、近鉄がグリーンウェルの獲得を断念した理由について「グリーンウェルの代理人がスロバだったことに対し、近鉄球団が不信感を抱いたため」と推測している[23]。結局、近鉄は新外国人としてフィル・クラーク(推定年俸5,500万円)を獲得した[24]が、クラークは1997年 - 1999年と3年連続でベストナイン(1997年・1998年は一塁手、1999年は指名打者)に選出されている。
  9. ^ グリーンウェルの獲得競争に参戦していた西武は、同年オフにドミンゴ・マルティネス(推定年俸8,000万円)を獲得した[24]が、マルティネスは1997年にパ・リーグのベストナイン(指名打者)に選出された。また、西武はマルティネスの在籍中(1997年 - 1998年)にパ・リーグ2連覇を達成している。
  10. ^ 結局、広沢は1999年10月に巨人から戦力外通告を受け[26]自由契約となった同年オフに阪神へ移籍した。
  11. ^ 本来の部屋に加え、隣室も借りて2部屋の間の壁を取り払う工事[28]。「本人と家族、日本に来るゲストのために」と考えたスロバの要求によるものであった[29]
  12. ^ 結局、中日は阪神がグリーンウェルを獲得した1996年オフ(同年12月18日)にレオ・ゴメスを獲得したが[30]、そのゴメスは1997年 - 2002年の在籍6年間で153本塁打(1997年・1999年には年間30本塁打以上)を記録し、1997年・1999年にはセ・リーグのベストナイン(三塁手)に選出された。
  13. ^ 安芸春季キャンプ合流後、セ・リーグ他球団のスコアラーはグリーンウェルの視察を早めに開始したが、これは契約中の途中離脱事項が公になっていたからであった[32]
  14. ^ 阪神二軍ウエスタン・リーグ)の本拠地。
  15. ^ 再来日前に球団に対し、左腕の打撃投手を相手に打撃練習を行うことを希望していた[36]
  16. ^ ヘッドコーチの一枝修平が「悪循環にはまっている」と指摘するほど調子を落としていた[4]
  17. ^ 自打球を当てた後、体勢を崩しながらかろうじて走ったが、遊ゴロ併殺に終わる[4]
  18. ^ 同日は倉敷マスカットスタジアムで対横浜戦が予定されていたが、中止になった。

出典

  1. ^ a b Mike Greenwell Stats, Fantasy & News” (英語). MLB.com. MLB. 2021年1月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月12日閲覧。
  2. ^ a b c d e 町田達彦 2015, p. 122.
  3. ^ Mike Greenwell 1996 Batting Game Logs” (英語). Baseball-Reference.com. Sports Reference (1996年). 2020年6月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月12日閲覧。
  4. ^ a b c d e 町田達彦 2015, p. 125.
  5. ^ a b c d e f g h 町田達彦 2015, p. 114.
  6. ^ a b c 文化部 佐伯達郎「【阪神タイガース事件史・第3部】清原14億円、“神のお告げ”グリーンウェル…カラ騒ぎに終わった主砲獲得」『産経WEST』産経新聞大阪本社、2012年2月8日、3面。オリジナルの2016年3月26日時点におけるアーカイブ。
  7. ^ a b 【MLB】球団史上最高の左翼手は誰だ!? MLB公式サイトの番記者が選出」『Yahoo!ニュースMLB.jp(メジャーリーグベースボール 日本語版公式ウェブサイト)、2020年4月29日。2020年8月9日閲覧。オリジナルの2020年8月9日時点におけるアーカイブ。
  8. ^ a b c d ヒット1本5000万円…超大物大リーガーだったグリーンウェル」『Sponichi Annex』スポーツニッポン新聞社、2015年6月16日。2020年8月9日閲覧。オリジナルの2020年8月9日時点におけるアーカイブ。
  9. ^ a b c 中日新聞』1996年12月20日朝刊第12版第一スポーツ面25頁「阪神 グリーンウェル獲得 レッドソックス外野手」(中日新聞社
  10. ^ a b 町田達彦 2015, p. 112.
  11. ^ 町田達彦 2015, pp. 112–113.
  12. ^ a b 町田達彦 2015, p. 113.
  13. ^ Joey Terdoslavich Stats, Fantasy & News” (英語). MLB.com. MLB. 2021年1月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月12日閲覧。
  14. ^ Joey Terdoslavich Stats” (英語). Baseball-Reference.com. Sports Reference (1996年). 2020年6月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月12日閲覧。
  15. ^ 文化部 佐伯達郎「【阪神タイガース事件史・第3部】清原14億円、“神のお告げ”グリーンウェル…カラ騒ぎに終わった主砲獲得」『産経WEST』産経新聞大阪本社、2012年2月8日、4面。オリジナルの2016年3月26日時点におけるアーカイブ。
  16. ^ a b c d 市坪和博「【タイガース80年】名勝負の目撃者(7)「神のお告げ」で引退したMr.レッドソックス 断じて「不良外国人」ではなかった」『産経WEST』産業経済新聞社、2015年12月3日。2020年8月9日閲覧。オリジナルの2020年8月9日時点におけるアーカイブ。
  17. ^ 文化部 佐伯達郎「【阪神タイガース事件史・第3部】清原14億円、“神のお告げ”グリーンウェル…カラ騒ぎに終わった主砲獲得」『産経WEST産経新聞大阪本社、2012年2月8日、1面。オリジナルの2016年3月26日時点におけるアーカイブ。
  18. ^ a b c d 平成助っ人賛歌 神のお告げ!? グリーンウェルは22年前になぜ突然、帰国したのか?/平成助っ人賛歌【プロ野球死亡遊戯】」『週刊ベースボールベースボール・マガジン社、2019年5月1日。2020年8月9日閲覧。オリジナルの2020年8月9日時点におけるアーカイブ。
  19. ^ a b 【5月3日】1997年(平9) 満を持して登場?グリーンウェル、華々しく2安打も…」『Sponichi Annex』スポーツニッポン新聞社、2008年4月27日(原著1997年5月3日)。2020年8月9日閲覧。オリジナルの2020年8月9日時点におけるアーカイブ。
  20. ^ 巨人・ゲレーロを笑えない…今振り返る“虎ウマ”グリーンウェルの悲」『デイリースポーツ神戸新聞社、2018年7月16日、2面。2020年8月9日閲覧。オリジナルの2020年8月9日時点におけるアーカイブ。
  21. ^ 巨人・ゲレーロを笑えない…今振り返る“虎ウマ”グリーンウェルの悲」『デイリースポーツ』神戸新聞社、2018年7月16日、3面。2021年4月11日閲覧。オリジナルの2020年8月9日時点におけるアーカイブ。
  22. ^ a b c 町田達彦 2015, pp. 115–116.
  23. ^ a b c d 町田達彦 2015, p. 115.
  24. ^ a b c プロ野球回顧録 年俸3億6000万円で入団も…「前代未聞の理由」で1カ月で退団した阪神の助っ人は」『週刊ベースボールベースボール・マガジン社、2021年1月9日。2021年1月12日閲覧。オリジナルの2021年1月12日時点におけるアーカイブ。
  25. ^ 読売新聞』1996年12月20日東京朝刊17頁「300万ドル助っ人 球団最高」(読売新聞東京本社 / 読売新聞縮刷版1996年12月号 p.1009)
  26. ^ 『中日新聞』1999年10月5日朝刊第一運動面21頁「広沢に戦力外通告 巨人 河野福王ら5選手も」(中日新聞社)
  27. ^ 文化部 佐伯達郎「【阪神タイガース事件史・第3部】清原14億円、“神のお告げ”グリーンウェル…カラ騒ぎに終わった主砲獲得」『産経WEST』産経新聞大阪本社、2012年2月8日、3面。オリジナルの2016年3月26日時点におけるアーカイブ。
  28. ^ a b 阪神グリーンウェルの真実 本人から猛抗議「撃たれても仕方ない」」『Sponichi Annex』スポーツニッポン新聞社、2015年6月16日。2021年1月12日閲覧。オリジナルの2021年1月12日時点におけるアーカイブ。
  29. ^ a b c d 町田達彦 2015, p. 116.
  30. ^ 中日新聞』1996年12月19日朝刊第一運動面25頁「中日、ゴメス獲得 入団内定 堅守、長打の三塁手」(中日新聞社
  31. ^ 【火の玉節】アンテナを張っているから大丈夫」『SANSPO.COM産業経済新聞社、2002年11月15日。オリジナルの2003年2月4日時点におけるアーカイブ。
  32. ^ a b 町田達彦 2015, p. 117.
  33. ^ 町田達彦 2015, p. 118.
  34. ^ 町田達彦 2015, p. 119.
  35. ^ a b 町田達彦 2015, p. 120.
  36. ^ a b c d 町田達彦 2015, p. 121.
  37. ^ 町田達彦 2015, pp. 120–121.
  38. ^ 町田達彦 2015, pp. 121–122.
  39. ^ 町田達彦 2015, pp. 122–123.
  40. ^ 町田達彦 2015, p. 123.
  41. ^ 町田達彦 2015, p. 124.
  42. ^ 町田達彦 2015, pp. 124–125.
  43. ^ 町田達彦 2015, pp. 125–126.
  44. ^ 町田達彦 2015, p. 126.
  45. ^ a b 町田達彦 2015, p. 127.
  46. ^ “史上最低の助っ人”元阪神・グリーンウェル氏、“3億円持ち逃げ”の真相初告白」『スポーツ報知報知新聞社、2019年7月7日。2021年1月12日閲覧。オリジナルの2021年1月12日時点におけるアーカイブ。
  47. ^ a b “神のお告げで引退”元阪神・グリーンウェル氏 契約金返金を申し出ていたと明かす…現在は牧場など経営」『Sponichi Annex』スポーツニッポン新聞社、2019年7月7日。2021年1月12日閲覧。オリジナルの2021年1月12日時点におけるアーカイブ。
  48. ^ a b 町田達彦 2015, p. 129.
  49. ^ 元阪神マートン氏はカブスでマルチ業務 二刀流・大谷を絶賛、矢野虎にエール” (2019年1月7日). 2022年9月14日閲覧。
  50. ^ 文化部 佐伯達郎「【阪神タイガース事件史・第3部】清原14億円、“神のお告げ”グリーンウェル…カラ騒ぎに終わった主砲獲得」『産経WEST』産経新聞大阪本社、2012年2月8日、8面。オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブ。
  51. ^ 広尾晃メジャーで活躍!でも期待外れも…プロ野球「大物外国人選手」列伝」『FRIDAYデジタル講談社、2020年5月9日。2021年1月12日閲覧。オリジナルの2021年1月12日時点におけるアーカイブ。
  52. ^ Former Boston OF Greenwell slated for NASCAR trucks debut Posted 5/23/2006 1:20 PM ET


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