マイク・グリーンウェル
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マイケル・ルイス・グリーンウェル(Michael Lewis "Mike" Greenwell , 1963年7月18日 - )は、アメリカ合衆国ケンタッキー州ルイビル出身の元プロ野球選手(内野手・外野手[5] / 右投左打[6])、カーレーサー。愛称は「ザ・ゲーター」。
注釈
- ^ 打率・打点ともア・リーグ3位。
- ^ 当時は表彰タイトルだった。
- ^ 受賞者はホセ・カンセコ(オークランド・アスレチックス)。
- ^ 12.70打数に1三振で、現在のメジャーで三振が少ないことで知られるイチローでも、2013年までに9.82打数で1三振(8,605打数876三振)である。また、イチローの四球は544である。
- ^ 吉田は1996年10月に阪神への監督復帰が決定していた[17]。
- ^ 「ジョー・スローバー」とも表記される[19]。
- ^ このことを踏まえ[20]、ダイエー球団代表・瀬戸山隆三は『デイリースポーツ』記者からの取材に対し、「阪神は(スロバに)騙されている」と発言していた(同紙1997年3月10日付の紙面掲載)[21]。
- ^ 町田達彦(『日刊スポーツ』記者)は、近鉄がグリーンウェルの獲得を断念した理由について「グリーンウェルの代理人がスロバだったことに対し、近鉄球団が不信感を抱いたため」と推測している[23]。結局、近鉄は新外国人としてフィル・クラーク(推定年俸5,500万円)を獲得した[24]が、クラークは1997年 - 1999年と3年連続でベストナイン(1997年・1998年は一塁手、1999年は指名打者)に選出されている。
- ^ グリーンウェルの獲得競争に参戦していた西武は、同年オフにドミンゴ・マルティネス(推定年俸8,000万円)を獲得した[24]が、マルティネスは1997年にパ・リーグのベストナイン(指名打者)に選出された。また、西武はマルティネスの在籍中(1997年 - 1998年)にパ・リーグ2連覇を達成している。
- ^ 結局、広沢は1999年10月に巨人から戦力外通告を受け[26]、自由契約となった同年オフに阪神へ移籍した。
- ^ 本来の部屋に加え、隣室も借りて2部屋の間の壁を取り払う工事[28]。「本人と家族、日本に来るゲストのために」と考えたスロバの要求によるものであった[29]。
- ^ 結局、中日は阪神がグリーンウェルを獲得した1996年オフ(同年12月18日)にレオ・ゴメスを獲得したが[30]、そのゴメスは1997年 - 2002年の在籍6年間で153本塁打(1997年・1999年には年間30本塁打以上)を記録し、1997年・1999年にはセ・リーグのベストナイン(三塁手)に選出された。
- ^ 安芸春季キャンプ合流後、セ・リーグ他球団のスコアラーはグリーンウェルの視察を早めに開始したが、これは契約中の途中離脱事項が公になっていたからであった[32]。
- ^ 阪神二軍(ウエスタン・リーグ)の本拠地。
- ^ 再来日前に球団に対し、左腕の打撃投手を相手に打撃練習を行うことを希望していた[36]。
- ^ ヘッドコーチの一枝修平が「悪循環にはまっている」と指摘するほど調子を落としていた[4]。
- ^ 自打球を当てた後、体勢を崩しながらかろうじて走ったが、遊ゴロ併殺に終わる[4]。
- ^ 同日は倉敷マスカットスタジアムで対横浜戦が予定されていたが、中止になった。
出典
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- ^ a b 町田達彦 2015, p. 112.
- ^ 町田達彦 2015, pp. 112–113.
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- ^ a b 「“神のお告げで引退”元阪神・グリーンウェル氏 契約金返金を申し出ていたと明かす…現在は牧場など経営」『Sponichi Annex』スポーツニッポン新聞社、2019年7月7日。2021年1月12日閲覧。オリジナルの2021年1月12日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b 町田達彦 2015, p. 129.
- ^ “元阪神マートン氏はカブスでマルチ業務 二刀流・大谷を絶賛、矢野虎にエール” (2019年1月7日). 2022年9月14日閲覧。
- ^ 文化部 佐伯達郎「【阪神タイガース事件史・第3部】清原14億円、“神のお告げ”グリーンウェル…カラ騒ぎに終わった主砲獲得」『産経WEST』産経新聞大阪本社、2012年2月8日、8面。オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブ。
- ^ 広尾晃「メジャーで活躍!でも期待外れも…プロ野球「大物外国人選手」列伝」『FRIDAYデジタル』講談社、2020年5月9日。2021年1月12日閲覧。オリジナルの2021年1月12日時点におけるアーカイブ。
- ^ Former Boston OF Greenwell slated for NASCAR trucks debut Posted 5/23/2006 1:20 PM ET
- 1 マイク・グリーンウェルとは
- 2 マイク・グリーンウェルの概要
- 3 脚注
- 4 外部リンク
固有名詞の分類
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