名鉄キハ8000系気動車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/07 07:24 UTC 版)
名鉄キハ8000系気動車(めいてつキハ8000けいきどうしゃ)とは、名古屋鉄道(名鉄)にかつて在籍した優等列車用気動車の一群を指す総称である。
- ^ 元々、準急形・急行形車両であった車両が特急列車への格上げや特別車両の組込によって事実上の特急形車両になった事例は他にも東武200・250系や300・350系、国鉄157系、京阪2代目3000系がある。
- ^ 当時の準急・急行列車の二等車は一部の例外を除き非冷房で、一等車でさえ冷房化途上であった。当時の高山本線の列車で冷房化されていたのは急行「加越」の一等車のみで、準急列車には一等車といえども非冷房・非リクライニングシートの車両さえあった。
- ^ それと引き換えに全車指定席制となった。自由席が設けられたのは等級制廃止後である。
- ^ ただし同系は新製当初非冷房。また側窓は1段下降式であった。
- ^ 国鉄キハ80系は床面高さが同じで、屋根高さは3,490mm。
- ^ 国鉄キハ80系は2.613(最高速度100km/h)、同キハ181系は2.362(同120km/h)、JR東海キハ85系と名鉄キハ8500系が2.280、JR北海道キハ183系の130km/h対応車は2.000である。
- ^ 名鉄において20m級車両は既に初代3700系(私鉄向け63系)の前例があったが、車体外寸が20mジャストで最大長が20m超となったのは本形式が最初。引き続きオーバーハングを自社の電車と同様に短く取ったため台車間が長く、曲線での車体偏倚が大きいため車体幅をさらに狭めることになった。
- ^ ただし、「北アルプス」特急格上げ時点での新幹線0系も普通車の座席は転換クロスシートであった。シートピッチは名鉄が900mm、0系は940mmで各々の標準値に従っている。昇格当時の国鉄特急車ではこれ以外に例がなかった。後年、特急列車・普通列車兼用として製造された185系電車や、1986年に特別保全工事が施工された「ひだ」用のキハ80系の一部車両では転換クロスシートの採用例がある。
- ^ 名鉄線内では、最高速度はもとより曲線や分岐器、下り勾配の通過制限速度も旧型電車(所謂AL車)並みの「B速度」が適用された。そのため社線内間合い運用の際も、例えば新名古屋駅 - 豊橋駅間の所要時間を電車列車(所謂SR車)の52 - 53分(当時)に対して60分前後かけるなど、専用ダイヤを組む必要があった。
- ^ 新性能有料特急車として金属バネ台車を装着していた車両としては、小田急3000形と東武1700系の例がある(後者はのちに空気バネ台車に交換)。
- 1 名鉄キハ8000系気動車とは
- 2 名鉄キハ8000系気動車の概要
- 3 概要
- 4 形式
- 5 運用の変遷
- 6 注釈
固有名詞の分類
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