蒲田勝とは? わかりやすく解説

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蒲田勝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/02 09:15 UTC 版)

蒲田 勝
選手情報
国籍 日本
競技 短距離走
種目 100メートル競走
男子400メートルリレー
所属 東京急行電鉄
大学 早稲田大学
生年月日 (1940-04-21) 1940年4月21日(83歳)
オリンピック 東京五輪男子100メートル競走(予選落ち)
東京五輪男子400メートルリレー(予選落ち)
獲得メダル
陸上競技
日本
アジア大会
1958 東京 400mリレー
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蒲田 勝(かまた まさる、1940年4月21日 - )は、日本の元陸上競技選手。専門は短距離走

来歴

田辺市立明洋中学校では野球部に所属していた[1]。本人の弁では、3年生時に教員の勧めにより通信陸上大会の走高跳に出場したのが、陸上競技に接した最初だった[1]

和歌山県立田辺高等学校に進学し[2]、陸上部に入部する[1]

全国高等学校総合体育大会陸上競技大会において、男子100メートル競走に2年生と3年生時に2連覇(1957年・1958年)を達成、3年生時には200メートル競走でも優勝する[1]。高校2年生時の第12回国民体育大会(静岡国体)では100メートル競走で10秒5の高校生日本記録を出して優勝した[1]。3年生時の1958年アジア競技大会では400メートルリレーメンバーに選出され、銀メダルを獲得している[1]

高校卒業後は早稲田大学に進学、陸上競技を続ける[1]早稲田大学競走部)。大学卒業後は実業団の東急に進んだ[1]

1963年の第18回国民体育大会(山口国体)には、成年男子100メートル競走に出場した(同じ大会で実弟が少年男子100メートル競走に出ている)[3]

東急時代の1964年、日本陸上競技選手権大会において10秒6のタイムで男子100メートル競走に優勝[4]

1964年東京オリンピックで男子100メートル競走(10秒9[5]で予選落ち)と男子400メートルリレー(走順は第2走で、他のメンバーは1走・飯島秀雄、3走・浅井浄・4走・室洋二郎) に出場した[6][7]。400メートルリレーは2次予選で敗退し、第3走の浅井の後年の回想では、リレーメンバーはみな互いをライバル視する意識が強く、バトンパスも真剣に練習をしなかったという[7]。蒲田自身も2021年の文章に「ひとつ悔いがあるとすれば、飯島秀雄、私、浅井浄、室洋二郎とバトンを継いだリレー。私と浅井選手のバトンパスが乱れてしまった事だ。」と記している[1]

2021年4月9日、2020年東京オリンピック聖火リレー田辺市内区間の走者として参加した[1][3]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j 聖火ランナー 蒲田勝さん”. 日本放送協会 東京2020オリンピック聖火リレー. 2021年5月1日閲覧。
  2. ^ “創立90年記念誌を発刊 和歌山陸上競技協会”. 紀伊民報. (2019年6月15日). https://www.agara.co.jp/article/10959 2021年4月28日閲覧。 
  3. ^ a b “それぞれの思いつなぐ 聖火ランナー180人力走、県内15区間”. 紀伊民報. (2021年4月10日). https://www.agara.co.jp/article/117863 2021年5月1日閲覧。 
  4. ^ 過去の優勝者・記録 - 第103回日本陸上競技選手権大会ウェブサイト(日本陸上競技連盟
  5. ^ JAPANESE Delegation of Athletic Team (PDF) - 日本陸上競技連盟、2012年(p.31の"Japanese all results in the Olympic Games" 男子100mの箇所を参照)
  6. ^ Masaru Kamata Olympic Results”. Sports Reference LLC. 2020年4月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年6月18日閲覧。
  7. ^ a b “【1964年からの手紙】男子400リレー代表・浅井浄さん 一番大切なのは絆”. 東京新聞. (2017年8月1日). http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/ltr1964/list/CK2017080102000187.html 2019年11月26日閲覧。 



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