戦場を駈ける女
原題: | Madame Sans Gene |
製作国: | イタリア フランス スペイン |
製作年: | 1961 |
配給: | MGM |
キャスト(役名) |
Sophia Loren ソフィア・ローレン (Caterina) |
Robert Hossein ロベール・オッセン (Lefevre) |
Julien Bertheau ジュリアン・ベルトー (Napoleone) |
Renaud Mary ルノー・マリー (Fouche) |
Annalia Cade (Elisa Bonaparte) |
Carlo Giuffre カルロ・ジュフレ (Geloramo Bonaparte) |
解説 |
ナポレオン時代を背景に洗濯女からウエスト・ファリア王妃にまでなった女の女傑ぶりを描いた作品。H・モローとヴィクトリアン・サルドウの舞台劇をアンリ・ジャンソン、エンニオ・デ・コンチーニ、ジャン・フェリー、フランス・ソリアンズ、クリスチャン・ジャックが脚本化、クリスチャン・ジャックが監督した。撮影はロベルト・ジェラルディ、音楽はアンジェロ・フランチェスコ・ラヴァニーノ。出演は「ボッカチオ'70」のソフィア・ローレン、「大運河」のロベール・オッセンのほかジュリアン・ベルトー、マリナ・ベルティ、ルノー・マリーなど。製作マレノ・マレノッティ。テクニカラー・70ミリ。 |
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
大革命でごった返すパリ--。カテリーナ(ソフィア・ローレン)の洗濯屋は革命軍の大砲陣地となり商売を邪魔されて怒った彼女は責任者のルフェーブル軍曹(ロベール・オッセン)に談じ込むが、かえっていい仲になる。幾年か後、フランスはナポレオンの世となり、ヨーロッパ征服をめざす彼の遠征が始まる。大尉に昇進したルフェーブルも遠征に加わりイタリアの原野でオーストリア軍と相対する。カテリーナは夫恋しさから、軍を追う女たちにまじって遠く戦場へとやってくるが、そんなことは夢にも知らないルフェーブルは、女たちの一人と浮気をする。腹を立てたカテリーナは夕闇の荒野へ飛び出す。追いかけたルフェーブルと仲直り、互いの愛情にひたるが、敵に捕まってしまう。一方、総攻撃の陣頭に立つナポレオンは敵陣に大爆発が起るのを見て突撃を命令する。爆発は、敵の縛めを解いて自由の身になったルフェーブルとカテリーナが起こしたもので、この手柄でルフェーブルは大佐に特進した。ナポレオンは欧州大陸を併合、宮廷はルイ王朝にもまさる花やかさを取戻す。ルフェーブルは元帥に昇進、ダンチヒ公に封ぜられ、カテリーナは慣れない衣裳に身を包み舞踏会に出る。そんな宮廷の中でもカテリーナは持ち前の野性ぶりを発揮、やれ洗濯女が、売春婦がと中傷されても負けずにやり返し、ナポレオンの近親を敵に回す破目となる。ルフェーブルがウエスト・ファリアの国王に封ぜられた日、ナポレオンに呼ばれ「君の女房は宮廷の品位を汚す、速かに離婚しろ」と言われる。夫からこの話を聞いたカテリーナは憤然、ナポレオンに殴り込みをかける。互いに負けじと渡り合ううち、ナポレオンは、この荒馬がイタリア戦線で手柄を立てたカテリーナその人と知って喧嘩は中止。二人は肩を叩き合って笑いころげるのだった。 |
ありし日のナポレオン
原題: | Madame Sans-Gene |
製作国: | アメリカ |
製作年: | 1925 |
配給: | パラマウント |
スタッフ | |
監督: | Leonce Perret レオンス・ペレ |
原作: | Victorien Sardou ヴィクトリエン・サルドウ |
Emile Moreau エミール・モロー | |
脚色: | Forrest Halsey フォレスト・ハルシー |
撮影: | George Webber |
キャスト(役名) |
Gloria Swanson グロリア・スワンソン (Catherine Hubscher (Mme.Sane-Gene)) |
Emile Drain エミール・ドレン (Napoleon) |
Charles De Roche シャルル・ド・ローシュ (Lefevre) |
Madeleine Guitty マドレーヌ・ギティ (La Rousoutte) |
Warwick Ward ウォーウィック・ウォード (Neipperg) |
Henry Favieres (Fouche) |
Arlette Marchal アルレット・マルシャル (Caroline Queen of Naples) |
Renee Heribelle (Eliza Princess of Bacciochi) |
Suzanne Bianchetti シュザンヌ・ビアンケッティ (Empress Marie Louise) |
Denise Lorys ドニーズ・ロリス (Madamme De Bulow) |
Jacques Marney (Sarary Minister of Police) |
解説 |
ヴィクトリアン・サルドウとエミール・モロー合作の舞台劇に基づき、フォレスト・ハルシーが脚色し、かつて在米時代「赤ちゃん嫁」「咲く花散る花」「ダイヤの王国」その他を監督したフランスのレオンス・ペレが監督。グロリア・スワンソンがフランスに渡り、史蹟を実際に使用して製作したナポレオン外伝である。相手役には「十誡(1923)」「無法者の掟」等に出演したシャルル・ド・ローシュが最後のパラマウント映画として出演するほか、フランス側からはエミール・ドレン、シュザンヌ・ビアンケッティ、アルレット・マルシャルなどが出演。 |
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
サンジューヌ夫人とあだ名された洗濯女カトリーヌ(グロリア・スワンソン)は、フランス革命の渦中に於て自由のために女ながらに戦場を往来して国事に尽くした。ナポレオンの治世になると、彼女は昔馴染のルフェヴル(シャルル・ド・ローシュ)と一緒になり、公爵夫人の称を得たが、カトリーヌの礼儀を知らぬ振る舞いは、宮廷の笑いものだった。しかし彼女の生一本で真面目な態度は、遂にナポレオン(エミール・ドレン)の信任を動かすことは出来なかった。 |
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