MODE 関数
適用対象: Microsoft Excel 2010, Excel Web App, SharePoint Online for enterprises, SharePoint Online for professionals and small businesses
配列またはセル範囲として指定されたデータの中で、最も頻繁に出現する値 (最頻値) を返します。
重要 この関数は 1 つまたは複数の新しい関数に置き換えられ、精度が向上していたり、関数の名前が用途をより適切に示すものに変更されていたりします。この関数は、以前のバージョンの Excel との互換性を維持するために引き続き使用できます。ただし、下位互換性が必要ない場合、新しい関数の名前はその機能をより正確に表しているため、今後は新しい関数を使用することを検討してください。
新しい関数の詳細については、「MODE.MULT 関数」および「MODE.SNGL 関数」を参照してください。
書式
MODE(数値 1,[数値 2],...])
- 数値 1 必ず指定します。モードを求める最初の数値引数を指定します。
- 数値 2,... 省略可能です。計算の対象となる 2 ~ 255 個の数値引数を指定できます。また、半角のコンマ (,) で区切られた数値の代わりに、単一配列や、配列への参照を指定することもできます。
解説
- 引数には、数値、数値配列、または数値を含む範囲を参照する名前かセル参照を指定します。
- 引数として指定した配列またはセル範囲に、文字列、論理値、または空白セルが含まれている場合、これらは無視されます。ただし、数値として 0 (ゼロ) を含むセルは計算の対象となります。
- エラー値または数値に変換できない文字列を引数に指定すると、エラーになります。
- 対象となるデータに重複する値が含まれていない場合、エラー値 #N/A が返されます。
メモ MODE 関数では、データの中心傾向 (統計的分布における数値グループの中心位置) が評価されます。中心傾向を表す指標としては、主に、次の 3 つが挙げられます。
- 平均 相加平均です。数値グループを加算した値を、さらに、数値の個数で割ることによって求められます。たとえば、2、3、3、5、7、10 という数値グループがあった場合、30 を 6 で割った 5 が平均値となります。
- メジアン 数値グループの中央に位置する数値です。つまり、メジアンより小さな数値と、メジアンより大きな数値の個数が等しくなります。たとえば、2、3、3、5、7、10 のメジアンは 4 になります。
- モード 数値グループの中で最も頻繁に出現する数値のことです。たとえば、2、3、3、5、7、10 のモードは 3 になります。
対称分布の場合、中心傾向を表す 3 つの指標はすべて等しい値になります。非対象分布であった場合、3 つの指標はそれぞれ異なる場合があります。
使用例
使用例を新規のワークシートにコピーすると、計算結果を確認できます。
その方法は?
- MODE 関数のページへのリンク