Lyriske smastykker No.1 Op.12とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 趣味 > ピティナ・ピアノ曲名 > Lyriske smastykker No.1 Op.12の意味・解説 

グリーグ:抒情小品集 第1集

英語表記/番号出版情報
グリーグ抒情小品集 第1集Lyriske smastykker No.1  Op.12作曲年1867年  出版年1867年  初版出版地/出版社: Horneman 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 アリエッタ op.12-1 "Arietta"1分30秒
2 ワルツ op.12-2 "Vals"2分00
3 夜警の歌 op.12-3 "Vaegtersang"2分30秒
4 妖精の踊り op.12-4 "Elverdans"1分00
5 民謡 op.12-5 "Folkevise"2分00
6 ノルウェー旋律 op.12-6 "Norsk"1分00
7 アルバムの綴り op.12-7 "Stambogsblad" 2分00
8 祖国の歌 op.12-8 "Faedrelandssang"1分30秒

作品解説

2007年10月 執筆者: 和田 真由子

1867年、《ピアノ協奏曲イ短調 作品16》で一躍有名になったグリーグは、この年から1901年にかけてこの作品集書き上げた抒情小品生涯にわたって作曲されているため、グリーグ作風ピアニズムその変遷すべてがその中にあらわれており、作品群中でも中心的な存在にある。
いずれも1分~6分程度小品であり、ステージ用というよりは、主にサロン家庭広く親しまれていた。どの曲にも標題つけられており、それぞれのに対して一つ感情気分情景表現されている。
1867年第1集発表したが、その後ピアノ作曲指揮など多忙だったこともあり、第2集発表されたのは、その16年後であった第2集から第10集はある一定の間隔をおきながら続けて作曲された。全10巻で、計66曲の作品おさめられている。

抒情小品集 第1集 / Lyriske smastykker No.1 op.12

10集中、最も易しいものだが、グリーグ洗練された魅力凝縮されており、特に人気が高い。ピアノ初心者教材としても適している。

1.アリエッタ / op.12-1 "Arietta":性格小品3つ声部からなり儚く美し旋律ソプラノ歌われ、それをアルペッジョバスの音が支えている。アーティキュレーション意識して

2.ワルツ / op.12-2 "Vals":左手できざまれるワルツリズムにのせて、右手でどこか大人びた色気のある旋律軽やかに奏でられる。

3.夜警の歌 / op.12-3 "Vaegtersang":性格小品シェイクスピア『マクベス』の上演からインスピレーション得た曲。簡潔な中にも、非常に洗練された美しさがある。

4.妖精の踊り / op.12-4 "Elverdans":スケルツォ的な性格をもち、メンデルスゾーンの曲に登場する妖精の舞想像させる正しリズムで、軽やかに奏する

5.民謡 / op.12-5 "Folkevise":憂い帯びたようなノルウェー風の旋律舞曲リズムにのせてうたわれるフレーズまとまり意識して奏する

6.ノルウェー旋律 / op.12-6 "Norsk":心が躍るような力強い民俗舞踊冒頭からきかれる。フォルツァンド不規則におかれており、その変化が曲により躍動感与えている。

7.アルバムの綴り / op.12-7 "Stambogsblad":1865年出版された。コペンハーゲン出版され音楽季刊誌において発表された曲。ソプラノと、テノール旋律対話するようにあらわれる。

8.祖国の歌 / op.12-8 "Faedrelandssang":性格小品1869年出版された。ノルウェー賛歌であり、ビョルンスチェルネ・ビョルンソンが歌詞をつけてグリーグ男性合唱用に編曲したものも同時に出版された。国歌風の威厳誇り感じられる




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Lyriske smastykker No.1 Op.12」の関連用語

Lyriske smastykker No.1 Op.12のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Lyriske smastykker No.1 Op.12のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
社団法人全日本ピアノ指導者協会社団法人全日本ピアノ指導者協会
Copyright 1996-2024 PianoTeachers' National Association of Japan

©2024 GRAS Group, Inc.RSS