Lincoln County, Oregonとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Lincoln County, Oregonの意味・解説 

リンカーン郡 (オレゴン州)

(Lincoln County, Oregon から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/25 13:59 UTC 版)

オレゴン州リンカーン郡
郡のオレゴン州内の位置
州のアメリカ合衆国内の位置
設立 1893年2月20日
郡庁所在地 ニューポート
面積
 - 総面積
 - 陸
 - 水

3,092 km2 (1,194 mi2)
2,537 km2 (980 mi2)
555 km2 (214 mi2), 17.95%
人口
 - (2020年)
 - 密度

50,395人
ウェブサイト www.co.lincoln.or.us

リンカーン郡(リンカーンぐん、: Lincoln County)は、アメリカ合衆国オレゴン州西部にある。郡名は第16代アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーンに由来する。人口は5万0395人(2020年)[1]郡庁所在地ニューポート

経済

リンカーン郡の主要産業は製材、漁業、農耕、観光である。ニューポートは、クラトソップ郡アストリアと共に、全米漁港トップ20に数えられるオレゴン州の2大漁港として栄えている。1997年から2000年における平均漁獲量は1億500万ポンド(48,000トン)。ニューポートはオレゴン州立大学ハットフィールド海洋科学センター、オレゴンコースト水族館がそれぞれ拠点を構えている。その他のリンカーン郡の自治体の多くは、主要収入源を観光産業に頼っている。

地理

アメリカ合衆国国勢調査局の調べによれば、リンカーン郡の総面積は3,092 km²(1,194 mi²)である。総面積の内、2,537 km²(980 mi²)が陸地で、555 km²(214 mi²、総面積の17.95%)が水地である。

隣接郡

人口動静

2000年現在の国勢調査[2]で、この郡は人口44,479人、19,296世帯、及び12,252家族が暮らしている。人口密度は18/km² (45/mi²)である。11/km² (27/mi²)の平均的な密度に26,889軒の住宅が建っている。この都市の人種的な構成は白人90.59%、アフリカン・アメリカン0.30%、先住民3.14%、アジア0.93%、太平洋諸島系0.16%、その他の人種1.66%、及び混血3.23%である。人口の4.76%はヒスパニックまたはラテン系である。

19,296世帯のうち、24.40%が18歳未満の子供と一緒に生活しており、49.50%は夫婦で生活している。10.00%は未婚の女性が世帯主であり、36.50%は結婚していない。29.30%は1人以上の独身の居住者が住んでおり、12.70%は65歳以上で独身である。1世帯の平均人数は2.27人であり、結婚している家庭の場合は、2.75人である。

この都市内の住民は21.40%が18歳未満の未成年、18歳以上24歳以下が6.50%、25歳以上44歳以下が23.50%、45歳以上64歳以下が29.00%、及び65歳以上が19.50%にわたっている。中央値年齢は44歳である。女性100人ごとに対して男性は94.00人である。18歳以上の女性100人ごとに対して男性は90.10人である。

この都市の世帯ごとの平均的な収入は32,769米ドルであり、家族ごとの平均的な収入は39,403米ドルである。男性は32,407米ドルに対して女性は22,622米ドルの平均的な収入がある。この地域の一人当たりの収入 (per capita income) は18,692米ドルである。人口の13.90%及び家族の9.80%は貧困線以下である。全人口のうち18歳未満の19.50%及び65歳以上の7.20%は貧困線以下の生活を送っている。

歴史

リンカーン郡は1893年2月20日に法令議会によってベントン郡、ポーク郡の西部から切り離される形で成立した。その後、郡境が1923年、1925年、1927年、1931年、1949年に調整された。

郡成立当時、トレドが郡庁所在地として暫定的に指定された。1896年、トレドを常設の郡庁所在地として選ばれる。郡庁所在地をトレドからニューポートに移転させる選挙が3回行われた。1928年と1938年に行われた2回の投票では否決に終わり、1954年に行われた投票でついにニューポートへの移転が決定した。トレドは現在でもリンカーン郡の産業の中枢として存続しているが、現在ではかつての郡庁所在地としての地位をニューポートに譲っている。

北方に位置するティラムック郡のように、リンカーン郡は成立後の最初の数十年間、オレゴン州の他の郡から地理的に隔絶されていた。この問題はアメリカ国道101号線(1925年開通)、サーモン・リバー・ハイウェイ(1930年開通)の完成を以って解消した。1936年、連邦政府財政援助プロジェクトの一環として、ワルドポート、ニューポート、シレッツの湾を横断する橋が架かり、それまで湾を渡るために用いられていたフェリーが廃止された。

リンカーン郡の北部には、1855年に条約で設立されたシレッツ・インディアン居留地が含まれる。この居留地は1895年から1925年までの間、インディアン以外の人々にも門戸が開かれていた。シレッツの部族としての地位は1954年に連邦政府によって廃止されたが、1977年にオレゴン州で初めての部族としての地位を回復した。現在の居留地の面積は、3,666エーカー(15 km²)。

共同体

行政都市

  • デポーベイ
  • リンカーンシティ
  • ニューポート
  • シレッツ
  • トレド
  • ワルドポート
  • ヤハッツ

非法人化共同体・CDP

  • アゲートビーチ
  • チトウッド
  • フィッシャー
  • グレネデンビーチ
  • カーンヴィル
  • リンカーンビーチ
  • オーティス
  • オッターロック
  • ローズロッジ
  • シールロック

脚注

  1. ^ Quickfacts.census.gov”. 2023年11月25日閲覧。
  2. ^ American FactFinder, United States Census Bureau, http://factfinder.census.gov 2008年1月31日閲覧。 

「Lincoln County, Oregon」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Lincoln County, Oregon」の関連用語

Lincoln County, Oregonのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Lincoln County, Oregonのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのリンカーン郡 (オレゴン州) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS