クラーマー
1.出身・主たる活動国
ドイツの音楽一家に生まれる。ヴァイオリニストの多かったクラーマー一家の中では、このヨハン・バプティスト・クラーマーが最もよく知られている。クラーマーが幼少の頃に、一家はロンドンに移っている。
2.学習・師事歴
当初、ヴァイオリニストである父親からヴァイオリンを習っていた。しかし、クレメンティらに師事して学んだピアノで才能を示した。その他に、アーベルに音楽理論も学習している。これらの学習を通じて、クラーマーは20歳を迎えるまでに、クレメンティやJ. S. バッハ、C. P. E. バッハ、スカルラッティ、ハイドン、モーツァルトといった作曲家の作品にふれていた。とりわけ、《平均律クラヴィア曲集》の作曲者、J. S. バッハに傾倒したとされている。後に、パリを訪れた際に、バッハの作品の筆写譜を多数、入手している。
3.作風
クラーマーの作品は、「保守的」であるといわれることが多い。
ヨハン・バプティスト・クラーマー
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