Intraductal papilloma

PDQ®がん用語辞書

乳管内乳頭腫

【仮名】にゅうかんないにゅうとうしゅ
【原文】intraductal papilloma

乳房の乳管にできた、いぼ状の良性（がんでない）新生物。通常は乳頭近くに認められ、これが原因となり乳頭から透明もしくはねばねばした液が分泌されたり、出血したりすることがある。また、胸の痛みや、触れたり見たりしてわかるしこりの原因となることもある。通常は35歳?55歳の女性が罹患する。乳管内乳頭腫があるために乳がんのリスクが高くなるということはない。

乳がん用語集

乳管内乳頭腫（にゅうかんないにゅうとうしゅ）

Intraductal papilloma

乳管にできる良性腫瘍です。乳管の細胞がいぼのように増殖する疾患で、30～50歳台の女性に多く発生します。柔らかく小さいため、ほとんどしこりとして触れません。痛みなどの症状はなく、乳頭から血の混じった分泌物がみられます。乳がんとの鑑別が重要で、分泌物の細胞診や乳管造影検査がなされます。血の混じった分泌物が出たら、必ず専門医の診断を受けましょう。診断を確定するために、生検が必要になることがしばしばあります。

→乳管造影

ウィキペディア

乳管内乳頭腫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/02/24 14:08 UTC 版)

乳管内乳頭腫 （にゅうかんないにゅうとうしゅ、Intraductal papilloma）は、女性の乳房に発生する乳頭状良性腫瘍である（ICD-Oコード：8503/0）。乳頭から小葉に至る乳管系のどこにでも発生しうる。