胆振国
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胆振国(いぶりのくに)は、大宝律令の国郡里制を踏襲し戊辰戦争(箱館戦争)終結直後に制定された日本の地方区分の国の一つである。別称は胆州。五畿八道のうち北海道 (令制)に含まれた。制定当初は膽振國とも表記された。国名の由来は、斉明天皇のころ阿倍臣が胆振鉏(いぶりさえ)の蝦夷(えみし)たちを饗応したという故事にちなむ。道南から道央にかけての地域に位置し、現在の胆振総合振興局管内の全域、渡島総合振興局管内の長万部町と八雲町のうち旧熊石町・旧落部村を除く部分、後志総合振興局管内の虻田郡、石狩振興局管内の千歳市・恵庭市、上川総合振興局管内の占冠村にあたる。
注釈
出典
- ^ 瀬川拓郎 『アイヌと縄文』〈ちくま新書〉、筑摩書房、2016年、202頁。
- ^ 瀬川拓郎 『アイヌの歴史 - 海と宝のノマド』 講談社、2007年、215-227頁。
- ^ 浪川健治 『アイヌ民族の軌跡』 山川出版社、2004年、27頁。
- ^ 瀬川拓郎 『アイヌの歴史 - 海と宝のノマド』 講談社、2007年、226頁。
- ^ 榎森進 『アイヌ民族の歴史』 草風館、2015年、44-45頁。
- ^ 榎森進 『アイヌ民族の歴史』 草風館、2015年、120-121頁。
- ^ 榎森進 『アイヌ民族の歴史』 草風館、2015年、116頁。
- ^ 海保嶺夫 『エゾの歴史』 〈講談社学術文庫〉、講談社、2006年、156-157頁。
- ^ 海保嶺夫 『エゾの歴史』 〈講談社学術文庫〉講談社、2006年、152-153頁、168頁。
- ^ 海保嶺夫 『エゾの歴史』 〈講談社学術文庫〉講談社、2006年、148-149頁。
- ^ 入間田宣夫・小林真人・斉藤利男編 『北の内海世界』 山川出版社、1999年、68-71頁。
- ^ 入間田宣夫・小林真人・斉藤利男編 『北の内海世界』 山川出版社、1999年、178-179頁。
- ^ 瀬川拓郎 『アイヌの歴史 - 海と宝のノマド』 講談社〈講談社選書メチエ〉、2007年、227頁。
- ^ 関口明・田端宏・桑原真人・瀧澤正編 『アイヌ民族の歴史』 山川出版社、2015年、65頁。
- ^ 瀬川拓郎 『アイヌと縄文』〈ちくま新書〉、筑摩書房、2016年、210-211頁。
- ^ 瀬川拓郎 『アイヌの歴史 - 海と宝のノマド』 講談社〈講談社選書メチエ〉、2007年、227-230頁。
- ^ 『北海道道路誌』北海道庁 大正14年(1925年)6月10日出版
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