ハールートとマールート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/09 19:49 UTC 版)
ハールートとマールート(Harut wa Marut)はコーラン2章102節によれば、次のように記されている。「そしてかれらは、悪魔たちがスライマーン(ソロモン)の王権に就いて、(偽って)述べることに従った。スライマーンは不信心ではなかった。しかし悪魔たちは不信心だったので人びとに魔術を教え、またバビロンでハールートとマールートの両天使に授けられたものを教えた。だが両天使は「わたしたちは試みるだけだ。それで不信心になってはならない」と告げた後でなければ、誰にも教えなかった。かれらは両者から、夫と妻の間を引き離す術を学んだ。だが悪魔とて、アッラーの御許しがない限り、それで誰も害することは出来なかった。しかし人びとは、自分に害になる、益のないことを学んだ」ハールートとマールートの教えたことは人間への試みであり、人間は自由意志によって自分たちの害になることを学んだと明記されている。
- 1 ハールートとマールートとは
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