Eigakantoku tte Nanda!とは? わかりやすく解説

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映画監督って何だ!

原題:Eigakantoku tte Nanda!
製作国:日本
製作年:2006
配給:マジックアワー
スタッフ
監督:伊藤俊也 イトウシュンヤ
プロデューサー:高橋伴明 タカハシバンメイ

林海象 ハヤシカイゾウ

山本起也 ヤマモトタツヤ
脚本:伊藤俊也 イトウシュンヤ
撮影:長田勇市 ナガタユウイチ
音楽:宇崎竜童 ウザキリュウドウ
美術:今村力 イマムラツトム
編集:清水怜 シミズレイ
録音:福田伸 フクダシン
助監督:茅場和興 
照明:長田勇市 ナガタユウイチ
キャスト(役名
小泉今日子 コイズミキョウコ (女弁士
佐野史郎 サノシロウ
石川真希 イシカワマキ
原田芳雄 ハラダヨシオ
大島渚 オオシマナギサ
緒方明 オガタアキラ
小栗康平 オグリコウヘイ (管徳右衛門
崔洋一 サイヨウイチ
阪本順治 サカモトジュンジ (脚本太夫
鈴木清順 スズキセイジュン
成田裕介 ナリタユウスケ
林海象 ハヤシカイゾウ
山田洋次 ヤマダヨウジ
山本晋也 ヤマモトシンヤ
村上龍 ムラカミリュウ
若松孝二 ワカマツコウジ
解説
映画監督”という仕事本質改めて問うところから始まり時代劇からドキュメンタリーまで、あらゆるジャンル構成されたメタシネマ。2006年創立70周年迎えた日本映画監督協会記念事業一環として製作し総勢200名もの映画監督出演した
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
オープニングは“設立秘話”。1936年昭和11年2月26日未明東京神田駿台荘に集まった伊丹万作衣笠貞之助伊藤大輔村田実牛原虚彦の5監督衆議一決日本映画監督協会設立決定した折りしもこの日は、「動乱昭和」の予兆となった2.26事件」の当日だった。次に映画一転して時代劇になる。登場するのは浪人・管徳右衛門小栗康平)と、元・花魁脚本太夫阪本順治)。ふたりの間に生まれた子供を、悪徳大家著作二十九が用心棒連れて奪いに来るアクション劇。いうまでもなくカントクキャクホンの間に生まれた作品」を、「著作権29条」が奪っていく――この映画テーマ、「著作権問題」のアナロジーである。さらに著作権にかかわる話は、女弁士小泉今日子)と男弁士によって案内される。女弁士は“歴史探偵となって1931年昭和6年)、日本帝国議会での著作権法改正法説明者、内務省警保局図書課員小林尋次氏を訪ね当時の「映画監督著作権の関係」を尋ねる。小林氏は「完成され映画の著作権映画監督原始取得するものであるが、契約に基づき完成同時に映画会社に移るものとして意見統一した」が、「質問を受けなかったので答弁機会はなかった」と応えて無情に冥界去っていく。しかしその内容は、小林氏の著した現行著作権法立法理由解釈」(昭和33年文部省発行)に明記されている。1971年施行改正著作権法は、著作権は「著作者映画の製作参加することを約束しているときには映画製作者帰属する」と、監督著作権をまったく認めていない。そして映画は、1960年代著作権制度審議会や、69年70年衆参両院文教委員会での現行著作権法審議過程黒海議事録を基に精密に再現されてゆく。



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