Día de la Raza(民族の日)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/27 15:18 UTC 版)
「コロンブス・デー」の記事における「Día de la Raza(民族の日)」の解説
コロンバスがアメリカ大陸に到着した日はラテンアメリカの多くの国でも祝われている。コロンバスをきっかけにして植民地支配を受けることになった中南米でも、10月12日(あるいは直近の月曜日)を祝日としている国が少なくない。アメリカのラテン・アメリカ人コミュニティの一部を含み多くのスペイン語圏では通常スペインと同じ「Día de la Raza 」(民族の日またはヒスパニックの人々の日)という名称を使い、ヨーロッパ人とアメリカ州の先住民族の最初の出会いを祝う。スペイン語圏としての一体性を強調しているが、国によっては別の名称で呼ばれることもある。1917年、アルゼンチンで初めて祝われ、1921年にベネズエラとコロンビア、1922年にチリ、1928年にメキシコで祝われるようになった。スペインでもこの名称で祝われていたが、1957年から「Día de la Hispanidad 」(スペイン人の日)となった。2002年、ベネズエラでは祝日であり続けているものの、「Día de la Resistencia Indígena 」(先住民抵抗の日)という名称に変更されている。当初アメリカに影響を与えたスペインを祝す日、スペインおよびラテン・アメリカで互いに祝い合う証しとされていたが、ラテン・アメリカ中の先住民活動家に知られるようになりコロンバス・デーに反対し、アメリカにヨーロッパ人が到着したことを嫌って抵抗し、先住民と文化を祝うべきだとしている。 特に1960年代、アメリカでは民族の日にラテンの活動家たちが集まった。それ以降民族の日はヒスパニックの活動家たちの定期的な抗議活動の場となった。1996年のコロンバス・デーの日、ワシントンにてヒスパニックによる最初のデモが行われた。ヒスパニック系最大の社会的公正組織「National Council of La Raza 」としてその名が残っている。中南米全体の傾向として、スペインによる侵略と殺戮、略奪が始まった日として、特に先住民系の人たちによる抗議デモも開催される。
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