コルトン・ハータとは? わかりやすく解説

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コルトン・ハータ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/19 05:56 UTC 版)

コルトン・ハータ
Colton Herta
ロングビーチでのハータ (2021年)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
生年月日 (2000-03-30) 2000年3月30日(23歳)
出身地 コルトン・トーマス・ハータ
Colton Thomas Herta
アメリカ合衆国
カリフォルニア州サンタクラリタ
親族 ブライアン・ハータ(父)
インディカー・シリーズでの経歴
5年の間63レース出場
チームNo.26
アンドレッティ・オートスポーツ ウィズ カーブ・アガジャニアン英語版
最高位3位 (2020
初戦2018年ソノマ (第17戦)
初勝利2019年オースティン (第2戦)
優勝数 表彰台 PP
7 11 9
基本情報
過去参加シリーズ
2017-18 インディ・ライツ

コルトン・トーマス・ハータColton Thomas Herta, 2000年3月30日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンタクラリタ出身のレーシングドライバー。 父親は元レーシングドライバーのブライアン・ハータ

経歴

初期の経歴

レーシング・カート

6歳の頃からカートを初め、10歳でカートレースデビューした。

アメリカ国内のカートレースで数々のタイトルを獲得。2013年にシングルシーターにステップアップした

4輪レースに移行

2013年に13歳でアメリカ西部地区のF2000シリーズ参戦し、チャンピオンになって翌2014年にはF2000のナショナルシリーズへ。その年にはフォーミュラBMW/アジアにも参戦した。

2015年にはイギリスに渡ってF4にカーリンから参戦、4勝をあげシリーズ3位。

2016年もヨーロッパに残り、F3にステップアップ。前年同様カーリンから参戦。ユーロフォーミュラチャンピオンシップとイギリスF3を中心に走り、主戦場のユーロフォーミュラでは4勝をあげシリーズ3位。8月にはマスターズF3に参加したが着外に終わる。

インディ・ライツ

2017年はアメリカに戻り、父ブライアンも参戦したインディ・ライツに昔からの親友であるジョージ・スタインブレナー4世が立ち上げたスタインブレナー・レーシングとアンドレッティ・オートスポーツの共同チームから参戦[1]。 ルーキーながら3勝をあげシリーズ3位。ルーキーオブザイヤーを獲得した。

父ブライアンとのシリーズ親子制覇がかかった2018年はアンドレッティ・オートスポーツから参戦したパトリシオ・オワードと一騎打ちとなり、中盤で4連勝するなどしたものの9勝をあげたオワードに負けて2位に終わる。

インディカー・シリーズ

2018年

最終戦のソノマにオワードとともにハーディング・レーシングからスポット参戦。 オワードが9位と善戦する中20位に終わる。

2019年

前年度に参戦したハーディング・レーシングとインディライツ時代の所属だったスタインブレナー・レーシングの共同チームからフル参戦。チームメイトはオワード。(シーズン前に離脱しカーリンから参戦)

開幕前のCOTAで行われた合同テストではトップタイムを叩き出し、周囲を驚かせた[2]

開幕戦で8位入賞し、2戦目COTAで行われたインディカー・クラシック。予選4位と好発進し、決勝ではコーションの影響もあり運にも助けられて優勝。グラハム・レイホールのもつ最年少優勝記録を大幅に更新する18歳11ヶ月と25日での優勝であった[3]

初参戦となるインディ500では、予選ではルーキーながらホンダ最上位となる5番手でファスト9入り。ファストナイン・シュートアウトでもホンダ勢最上位の5番手タイムで2列目グリッドを獲得した。しかし決勝ではメカニカルトラブルで3周でリタイアし順位的には最下位であった。

第10戦のロード・アメリカでは最年少記録を更新する初のポールポジションを獲得。最年少優勝記録に続きレイホールの記録を大幅に更新する19歳と83日でのポールポジション獲得であった。 第16戦のポートランドでは2度目のポールポジションを獲得するものの4位に終わる。

翌2020年はアンドレッティ・オートスポーツと合流することを発表して迎えた最終戦のラグナセカ。2戦連続のポールポジションを獲得し、決勝でも危なげなく逃げきり初のポールトゥウィンで2勝目をあげるも、ルーキーオブザイヤーは未勝利ながらコンスタントに入賞をしていたフェリックス・ローゼンクヴィストに譲った。

レース戦績

略歴

シリーズ チーム レース 勝利 PP FL 表彰台 ポイント 順位
2012-13 SBF2000・ウィンター・シリーズ N/A 12 1 1 0 4 287 6位
2013 パシフィック・フォーミュラ・F1600 PR1/BHA with カーブ=アガジャニアン 15 10 6 10 15 413 1位
2014 GRC・ライツ AD・レーシング 1 N/A 0 N/A N/A 16 15位
U.S. F2000 ナショナル・チャンピオンシップ JAY・モータースポーツ 12 0 0 1 0 115 15位
2015 MSA・フォーミュラ・チャンピオンシップ英語版 カーリン英語版 30 4 3 8 12 355 3位
2016 ユーロフォーミュラ・オープン・チャンピオンシップ英語版 16 4 5 4 7 199 3位
スペイン・フォーミュラ3選手権英語版 6 2 2 1 4 94 2位
BRDC・イギリス・フォーミュラ3選手権英語版 6 1 0 1 3 109 19位
マスターズ・オブ・フォーミュラ3 1 0 0 0 0 N/A 13位
2017 インディ・ライツ アンドレッティ・スタインブレナー・レーシング 16 2 7 3 7 300 3位
2018 17 4 3 7 13 447 2位
インディカー・シリーズ ハーディング・レーシング英語版 1 0 0 0 0 20 37位
2019 ハーディング・スタインブレナー・レーシング英語版 17 2 3 2 2 420 7位
ウェザーテック・スポーツカー選手権 - GTLM BMW・チーム・RLL 3 1 0 0 2 89 14位
2020 インディカー・シリーズ アンドレッティ・ハーディング・スタインブレナー・オートスポーツ英語版 14 1 1 0 2 421 3位
ウェザーテック・スポーツカー選手権 - GTLM BMW・チーム・RLL 3 0 0 0 0 79 9位
2021 インディカー・シリーズ アンドレッティ・オートスポーツ w/ カーブ・アガジャニアン英語版 16 3 3 2 5 311 5位
ウェザーテック・スポーツカー選手権 - GTD ターナー・モータースポーツ英語版 2 1 1 1 1 285 50位
2022 インディカー・シリーズ アンドレッティ・オートスポーツ 17 1 2 1 2 381 10位
IMSA・スポーツカー選手権 - LMP2 ドラゴンスピード・USA英語版 1 1 0 0 1 0 -*
フォーミュラ1 マクラーレンF1チーム テストドライバー
2023 インディカー・シリーズ アンドレッティ・オートスポーツ w/ カーブ・アガジャニアン 17 0 2 0 1 356 10位
ウェザーテック・スポーツカー選手権 - GTP BMW M・チームRLL 1 0 0 0 0 274 20位*
  • * : 今シーズンの順位。(現時点)

ユーロフォーミュラ・オープン・チャンピオンシップ

エントラント 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 DC ポイント
2016年 カーリン・モータースポーツ EST
FEA

Ret
EST
SPR

5
SPA
FEA

6
SPA
SPR

5
LEC
FEA

18
LEC
SPR

EX
SIL
FEA

2
SIL
SPR

Ret
RBR
FEA

1
RBR
SPR

1
MNZ
FEA

16
MNZ
SPR

4
JER
FEA

1
JER
SPR

4
CAT
FEA

2
CAT
SPR

1
3位 199

アメリカン・オープン=ホイール・レーシング

U.S. F2000 ナショナル・チャンピオンシップ

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 ランク ポイント
2014年 JAY・モータースポーツ STP STP BAR
19
BAR
7
IMS
5
IMS
20
LOR
14
TOR
5
TOR
14
MDO
10
MDO
16
MDO
13
SNM
7
SNM
9
15位 115

インディ・ライツ

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 ランク ポイント
2017年 アンドレッティ・スタインブレナー・レーシング STP
2
STP
1
ALA
10
ALA
1
IMS
12
IMS
10
INDY
13
RDA
12
RDA
3
IOW
4
TOR
4
TOR
10
MDO
2
MDO
6
GMP
3
WGL
3
3位 300
2018年 STP
3
STP
8
ALA
2
ALA
3
IMS
1
IMS
1
INDY
1
RDA
1
RDA
2
IOW
2
TOR
7
TOR
6
MDO
2
MDO
2
GTW
2
POR
2
POR
4
2位 447

インディカー・シリーズ

チーム シャシー 車番 エンジン 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 ランク ポイント
2018年 ハーディング・レーシング ダラーラ・DW12 88 シボレー STP PHX LBH ALA IMS INDY DET DET TXS RDA IOW TOR MDO POC GTW POR SNM
20
37位 20
2019年 ハーディング・スタインブレナー・レーシング ホンダ STP
8
COA
1
ALA
24
LBH
23
IMS
23
INDY
33
DET
12
DET
12
TXS
18
RDA
8
TOR
7
IOW
18
MDO
8
POC
16
GTW
9
POR
4
LAG
1
7位 420
2020年 アンドレッティ・ハーディング・スタインブレナー・オートスポーツ TXS
7
IMS
4
ROA
5
ROA
5
IOW
19
IOW
19
INDY
8
GTW
4
GTW
6
MDO
9
MDO
1
IMS
4
IMS
2
STP
11
3位 421
2021年 アンドレッティ・オートスポーツ 26 ALA
22
STP
1
TXS
22
TXS
5
5位 455
アンドレッティ・オートスポーツ w/ カーブ・アガジャニアン IMS
13
INDY
16
DET
14
DET
4
ROA
2
MDO
13
NSH
19
IMS
3
GTW
18
POR
8
LAG
1**
LBH
1**
2022年 STP
4
TXS
12
LBH
23
ALA
10
IMS
1*
INDY
30
DET
8
ROA
5
MDO
15
TOR
2
IOW
24
IOW
12
IMS
24
NSH
5
GTW
11
POR
LAG
10位* 334*

インディアナポリス500

シャシー エンジン スタート フィニッシュ チーム
2019年 ダラーラ ホンダ 5 33 ハーディング・スタインブレナー・レーシング
2020年 10 8 アンドレッティ・ハーディング・スタインブレナー・オートスポーツ
2021年 2 16 アンドレッティ・オートスポーツ
2022年 25 30

ウェザーテック・スポーツカー選手権/IMSA・スポーツカー選手権

エントラント クラス 製造 エンジン 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 ランク ポイント
2019年 BMW・チーム・RLL GTLM BMW・M8 GTE BMW・S63 4.0 L Twin-turbo V8 DAY
1
SEB
7
LBH MDO WGL MOS LIM ELK VIR LGA PET
3
14位 89
2020年 BMW・S63 4.0 L Turbo V8 DAY
5
DAY SEB ELK VIR ATL MDO CLT PET
6
LGA SEB
4
9位 79
2021年 ターナー・モータースポーツ GTD BMW・M6 GT3 BMW 4.4 L Turbo V8 DAY
6
SEB MDO DET WGL WGL LIM ELK LGA LBH VIR PET 50位 285
2022年 ドラゴンスピード・USA LMP2 オレカ・07 ギブソン GK428 4.2L V8 DAY
1
SEB
LGA
MDO
WGL
ELK
PET
-* 0*
  • 太字ポールポジション斜字ファステストラップ。(key)
  •  : ポイントはミシュラン・エンデュランス・カップのみ有効であり、LMP2クラスのドライバーズランキングでは加算されない。
  • * : 今シーズンの順位。(現時点)

脚注




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