CX
「CX」とは、顧客が商品やサービスの価格や性能だけでなく購入前から購入後までの全ての工程を通して得る体験全体のことを意味する表現。
「CX」とは・「CX」の意味
「CX」とは「Customer Experience(カスタマーエクスペリエンス)」の頭文字を取り略した言葉。直訳すると「顧客体験」となり、顧客が商品やサービスの購入前から購入後までの全ての工程を通して得る体験全体のことを指す。例えば顧客がある製品を店頭で購入する場合、「テレビやSNSで製品のことを知る」「製品や販売店のことを調べる」「実際に販売店に行く」「製品を探して購入するために会計をする」「購入した製品を使用する」「アフターフォローを受ける」「リピートする」といった行動が生じ、これら全てがCXの対象となる。市場には様々な製品やサービスが溢れており、ITの普及などにより以前に比べ顧客も求めるものを簡単に手に入れることが可能となった。そのようななかで類似した製品やサービスを取り扱う他社と価格や性能だけで差別化を図ることは難しく、ビジネスにおいてCXは重要な要素と捉えられ様々な業界のマーケティングで注目されている。それは企業に限ったことではなく、感染症拡大を背景に大きく環境の変わった医療現場などにも当てはまる。カスタマーエクスペリエンス以外に、「コーポレートトランスフォーメーション(Corporate Transformation)」もCXと表される場合がある。企業に大きな変革をもたらすことを指し、デジタル化やグローバル化が進む現代において生存のために必要不可欠とされている。大手の放送事業者の「フジテレビ」もCXと表されることがある。放送局には総務省から与えられるコールサインというものがあり、民放テレビ局にはアルファベットの「JO~」が割り振られる。フジテレビはこれが「JOCX」であるためCXといわれる。
CXに似ている言葉として、「UX」や「DX」などが挙げられる。UXは「User Experience(ユーザーエクスペリエンス)」の略で、製品やサービスを利用することでユーザーが得られる体験のことを意味する。購買プロセス全体を対象とするCXとは異なり、UXは製品やサービスを利用することで得る体験のことを指す。DXは「Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)」の略で、デジタル技術を活用した製品やサービス、ビジネスモデルの変革や業務プロセスの改善により優位性を確立することを指す。UXやDXはCXにおける重要な要素といえる。
優れたCXを顧客へ提供することは企業へ様々なメリットをもたらし、主に「企業やブランドのイメージの向上」「顧客が離れていくことを防ぎリピーターを獲得する」「競合他社との差別化を図る」などを目的として行われる。顧客のニーズは属性だけでなく環境からも影響を受けるため、時代の変化にも対応し改善していかなければならない。デジタルの進歩により実現した、オンライン上でリアル店舗で買い物をしているような体験ができる「バーチャルショップ」が誕生するなど、日々進化している。
「CX」の読み方
「CX」は「Customer Experience(カスタマーエクスペリエンス)」の略で、アルファベットをそのまま「シーエックス」と読む。「CX」の熟語・言い回し
CX向上とは
「CX向上」とは、CXの質を高めることを指す。向上を実現し優れたCXを顧客に提供することで、企業は自社製品やサービスの他社との差別化を図る、ファンやリピーターを獲得できるなどのメリットを得ることができる。CX向上には、まず顧客の目線で求めるものを理解することが大切となる。求めるものには、製品やサービスの価格や性能といった価値以外に感情面につながるものもある。例えば購入においては店頭でのスタッフの対応が親切だったり、オンラインショップのチャットボットで簡単に疑問が解決できるというようなことも含む。販売したら終了ではなく、CXには購入後の体験も重要とされる。アフターフォローやSNSによる有益な情報の配信などまでをセットとして考えなければならない。
シー‐エックス【CX】
シー‐エックス【CX】
読み方:しーえっくす
CX
カスタマーエクスペリエンス
【英】customer experience, CX
カスタマーエクスペリエンスとは、企業や企業ブランドと顧客との間で生じる一連のやりとりを通じて顧客が意識的・無意識的に得る満足度やロイヤルティ、およびその度合い、あるいは、それを向上させる取り組みのことである。
カスタマーエクスペリエンスの概念は、ユーザーエクスペリエンス(UX)になぞらえて捉えることも可能ではあるが、むしろ商品販売やサービス提供における質的満足や金銭的満足と対比して、質の高さや価格の安さだけでは捉えきれない、総合的な満足度の高さとでもいうべき観点で捉えられる。企業と顧客との各接点で見出される満足(または不満足)の度合いが積み重なった総合的な評価がカスタマーエクスペリエンスであるといえる。
たとえば飲食店であれば、商品の品揃えの豊富さ、価格の安さ、付帯サービスの充実度、店内の居心地のよさ、店員の親切さ、あるいは決済手段の充実度、等々、あらゆる接点が評価要因となる。カスタマーエクスペリエンスの向上には個々の接点を改善するだけでなく、各接点を統括的に磨き上げる取り組みが必要となる。
.cx
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/14 13:03 UTC 版)
.cxは、国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)の一つで、オーストラリア領クリスマス島に割り当てられている。
- 1 .cxとは
- 2 .cxの概要
CX
C-X
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/24 08:45 UTC 版)
「トランスフォーマー (架空の生物)」の記事における「C-X」の解説
『トランスフォーマー スターゲート戦役』に登場。デストロンに対抗するためアメリカ軍とサイバトロンとの共同開発のAI搭載戦闘ロボット。このロボットの開発にはアメリカ国内では反発も多く、またコンボイ自身も最終的にはデストロンとの戦い終結後に技術破棄を望んでいたが、完成したC-Xはいずれも亡霊スタースクリームに操られて敵に回る結果となった。
※この「C-X」の解説は、「トランスフォーマー (架空の生物)」の解説の一部です。
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「CX」の例文・使い方・用例・文例
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