【MMA】(えむえむえー)
Boeing Multi-Mission Maritime Aircraft.
アメリカ海軍で使用されている対潜哨戒機・P-3/EP-3Eの後継として開発された多目的対潜哨戒機。
ボーイング社製の小型双発ジェット旅客機・B737-800ERXをベースとした機体である。
製作はボーイングを中心としたMMA産業チームが行う。
その主な参加企業と担当は以下のとおりである。
- ボーイング:機体
- CFMインターナショナル:ターボファンエンジン(CFM56-7B)
- ノースロップ・グラマン:光学/赤外線センサー、赤外線妨害システム、電子支援システム、データリンク
- レイセオン:APS-137レーダー、SIGINT、曳航デコイ、GPSジャマー、IFF、通信システム
- スミス・エアロスペース:飛行管理システム
ボーイング社は2004年6月に、連邦政府と38億9000万ドルで開発・7機の試作機製作の契約を交わした。
そして2009年4月に第1号機が納入され、P-8「ポセイドン」と命名された。
今後、開発スケジュールが順調に消化されれば2013年に実戦配備が開始される予定で、米海軍では108機の納入を予定している。
また、アメリカ以外ではインドやオーストラリアが2015年までに導入する事を計画している。
スペックデータ
乗員 | 9名 |
全長 | 38.56m |
全高 | 12.83m |
全幅 | 35.81m |
翼面積 | N/A |
自重 | 62,730kg |
最大離陸重量 | 83,780kg |
搭載量 | 34,096kg |
エンジン | CFMインターナショナル CFM56-7Bターボファン(推力27,000lbf(120kN))×2基 |
最高速度 | 906km/h |
実用上昇限度 | 12,500m |
戦闘行動半径 | 2,000nm |
兵装 | AIM-9X「サイドワインダー」、AGM-84「ハープーン」、AGM-84K「SLAM-ER」、JDAM、Mk.46魚雷、 Mk.50魚雷等が搭載可能。 |
主なバリエーション
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