阿倍広庭とは? わかりやすく解説

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阿倍広庭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/12 08:29 UTC 版)

阿倍 広庭(あべ の ひろにわ)は、奈良時代前期の公卿右大臣阿倍御主人の子[1]官位従三位中納言


注釈

  1. ^ 虎尾達哉は『続日本紀』によれば聖武天皇の即位の日(神亀元年2月4日)に当時議政官を構成していた9名中8名が特別な益封・昇叙を受けているのに唯一広庭だけが除かれていること、その5か月後の7月13日には広庭が1つ上の従三位の位階を帯びていることを不自然であるとして、『続日本紀』の編者が聖武天皇の即位に伴って行われた広庭の従三位への昇叙を書き洩らしたとしている[3]

出典

  1. ^ 上田正昭、津田秀夫、永原慶二、藤井松一、藤原彰、『コンサイス日本人名辞典 第5版』、株式会社三省堂、2009年 48頁。
  2. ^ a b 『続日本紀』慶雲元年7月22日条
  3. ^ a b 虎尾達哉「律令制下天皇即位時の特別昇叙について」『律令政治と官人社会』(塙書房、2021年)P145-146.
  4. ^ 木本好信『藤原四子』ミネルヴァ書房、2013年、121頁
  5. ^ 懐風藻
  6. ^ 『万葉集』巻3-302,370,巻6-975,巻8-1423
  7. ^ 『大日本古文書(正倉院編年文書)』7巻2頁
  8. ^ 公卿補任
  9. ^ 『続日本紀』天平宝字5年3月10日条
  10. ^ 大山誠一『長屋王家木簡と奈良朝政治史』吉川弘文館、1993年


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