9-フルオレニルメチルオキシカルボニル基とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 9-フルオレニルメチルオキシカルボニル基の意味・解説 

9-フルオレニルメチルオキシカルボニル基

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/27 01:59 UTC 版)

9-フルオレニルメチルオキシカルボニル基 (9-fluorenylmethyloxycarbonyl group) は有機合成で用いられる、アミノ基保護基の1つ。Fmoc(エフモック)基と略される。1970年代にルイス・カルピノ (Louis A. Carpino) らによって開発された[1][2]。酸性条件などに耐えるが、ピペリジンなどの二級アミンを作用させることで速やかに切断されるというユニークな性質を持つ。この特質を生かし、特にペプチドの固相合成で多用される。


  1. ^ Carpino, A. L.; Han, G. Y. "9-Fluorenylmethoxycarbonyl function, a new base-sensitive amino-protecting group". J. Am. Chem. Soc. 1970, 92, 5748–5749. DOI: 10.1021/ja00722a043.
  2. ^ Carpino, A. L.; Han, G. Y. "9-Fluorenylmethoxycarbonyl amino-protecting group". J. Org. Chem. 1972, 37, 3404–3409. DOI: 10.1021/jo00795a005.


「9-フルオレニルメチルオキシカルボニル基」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「9-フルオレニルメチルオキシカルボニル基」の関連用語

9-フルオレニルメチルオキシカルボニル基のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



9-フルオレニルメチルオキシカルボニル基のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの9-フルオレニルメチルオキシカルボニル基 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS